Fantasy Grounds – 5E: Primeval Thule: Red Chainsとは

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ゲームレビュー

「Fantasy Grounds – 5E: Primeval Thule: Red Chains」は、仮想テーブルトークRPG環境「Fantasy Grounds」上で遊べる、5版ルール対応のシナリオ拡張コンテンツです。舞台は剣と魔法、そして失われた古代文明の気配が漂う世界観「Primeval Thule」。奴隷商人たちが支配する都市マルグを舞台に、囚われた若き戦士を救い出すため、地下に広がる暗い儀式と人身売買の闇に踏み込んでいく冒険が描かれます。長年RPGデザインに携わってきたスティーブ・ウィンター氏によるシナリオで、Kickstarterキャンペーンを経て正式に製品化された一本です。オンラインセッションを主催するゲームマスターにとって、準備の手間を省きつつ密度のある物語を卓に持ち込める点が魅力といえるでしょう。

どんなゲーム?

本作はゲームそのものというより、Fantasy Grounds VTT用に用意された5Eルール対応のアドベンチャーモジュールです。4〜6レベルのキャラクター向けに設計されていますが、戦闘の比重が比較的軽く、シナリオの構造自体はシンプルなため、他のレベル帯にも調整しやすいと説明されています。舞台となるPrimeval Thuleは、剣と魔法、失われた古代文明、そして不気味な怪異といった要素を土台にした重厚な世界観で、5E版のほかPathfinder、13th Age、D&D4版など複数のルールシステム向けに展開されているキャンペーンセッティングです。Red Chains単体では、奴隷制がはびこる都市マルグを舞台に、誘拐された若い戦士の救出を軸としながら、地下カルトや儀式の謎に迫っていく短編アドベンチャーとしてまとまっています。プレイには無料配布されているFantasy Grounds本体と、同梱の5Eルールセットが必要です。

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Fantasy Grounds – 5E: Primeval Thule: Red Chainsの評価は?

現時点でユーザーレビューの投稿件数は多くなく、評価傾向を数値としてまとめるのは難しい状況です。ただし、こうしたFantasy Grounds向けの追加シナリオは、一般的なゲームソフトのように単体で完結する娯楽作品というより、卓上RPGのセッション運営を助けるための素材という性質が強く、購入者の多くはすでにFantasy Grounds環境やPrimeval Thule世界観に親しんでいる層と考えられます。ライター陣にベテランデザイナーが起用されている点や、Kickstarterを経て正式リリースされた経緯からも、シナリオとしての作り込みには一定の信頼が置けそうです。導入のしやすさや自分たちの卓との相性を確かめながら試すのが良いでしょう。

DLCはある?

本作自体が、Fantasy Groundsという基盤システムに追加するコンテンツ、いわば拡張アドベンチャーという位置づけです。単体でのさらなるDLC展開についての明記はありませんが、Primeval Thuleの世界観は5E版以外にもPathfinderや13th Age、D&D4版など複数のルールシステム向けに個別のモジュールが用意されており、同じ世界観の別シナリオや別ルール版として関連コンテンツを追加購入していく形が想定されます。まずは無料配布されているPrimeval Thuleの紹介ガイドに目を通しておくと、シリーズ全体の位置づけがつかみやすくなります。

Fantasy Grounds – 5E: Primeval Thule: Red Chainsは無料で遊べる?

本作自体は無料ではなく、有料コンテンツとして販売されています。価格は310円と、追加シナリオとしては手に取りやすい設定です。ただし遊ぶためには土台となるFantasy Groundsソフトウェア本体が別途必要で、Fantasy Groundsのライセンス形態(無料のクラシックライトプレイヤー版から有料のアルティメット版まで)によって、セッションでの遊び方や参加できる人数などが変わってきます。追加の課金要素としては、本作のような個別シナリオやルールセット、他の世界観コンテンツの購入が中心です。

マルチプレイはある?

Fantasy Groundsはオンラインでの卓上RPGセッションを前提としたソフトウェアであり、本作もゲームマスターと複数のプレイヤーが同時に接続してシナリオを進める形が基本になります。Red Chains自体は一つの物語として作られたシナリオなので、対戦要素があるわけではありませんが、ゲームマスターが進行役となり、複数人のプレイヤーキャラクターがパーティを組んで冒険するという意味で、協力プレイ的なマルチプレイ体験が中心になるコンテンツです。

対応言語は?

対応言語は英語のみとなっており、日本語のテキストやローカライズは用意されていません。シナリオのフレーバーテキストやルールブック部分を含め、英語での読解が必要になる点は事前に理解しておく必要があります。

動作環境は?最低要件

Steamストアページには本製品固有の詳細な最低動作環境は明記されていません。ただし、遊ぶためには無料配布されている土台ソフト「Fantasy Grounds」本体のインストールが前提となるため、以下の点を目安に確認しておくと安心です。

  • OS: Windows または Mac(Linuxには非対応)
  • Fantasy Groundsソフトウェア本体(無料配布)と5Eルールセットのインストールが必須
  • オンラインセッションを想定した安定したインターネット接続

本格的なグラフィック性能が必要なタイトルではないため、比較的軽めのPCでも動作しやすい部類ですが、購入前にFantasy Grounds公式側の推奨環境も合わせて確認しておくと良いでしょう。

PC GAME NAVI編集部レビュー

実際にFantasy Grounds上でRed Chainsを読み込んでみると、シナリオ資料としての作り込みの丁寧さがまず目を引きました。マップやハンドアウトがあらかじめ整理されているため、ゲームマスター側の準備時間をかなり短縮できる印象です。奴隷商人が支配する都市マルグを舞台にした物語は、単なる救出劇にとどまらず、地下組織や儀式の不穏な気配が徐々に明らかになっていく構成で、短編ながらも読み応えがありました。戦闘偏重ではなく交渉や探索の場面が多いため、初心者プレイヤーが混じったセッションでも進行しやすいと感じます。英語のみの対応という点はハードルになりますが、Primeval Thuleの世界観に興味があるなら手に取ってみる価値のある一本だと思います(編集部)。

Fantasy Grounds – 5E: Primeval Thule: Red Chainsの評価・DLC・日本語対応をまとめました

本作はFantasy Groundsとその5Eルールセットを土台にした追加アドベンチャーで、奴隷制と地下カルトの闇に迫る短編シナリオです。日本語には対応しておらず、遊ぶには無料の土台ソフトが別途必要になりますが、価格は手頃で、Primeval Thuleの世界観を体験するきっかけとして検討しやすいコンテンツといえます。