ニュースの要約
- ACESとオークスモビリティが事故車の価格を算出するAIアプリ「AUX Pricing」を開発
- 事故車の下取り業務を簡素化し、スムーズな商談を実現
- 画像認識AI と価格予測AI の2つのAIモデルを搭載
概要
株式会社ACES(エイシーズ)は、オークスモビリティ株式会社と共同で、事故車の価格を即時に算出するAIアプリ「AUX Pricing」を開発しました。
事故車の下取りを行うディーラーや中古車販売店がメインユーザーとなり、価格相場の分かりづらい事故車について、「AUX Pricing」を利用することで価格が瞬時に把握でき、商談がスムーズに進むことが期待されます。同アプリの年間利用料は12万円で、全国のディーラーや中古車販売店に利用を促していくとのことです。
年間5万台の事故車を取り扱うオークスモビリティでは、ディーラーや中古車販売店から事故車の適正な買取価格について日々多くの問い合わせが寄せられています。同アプリを普及させることで、こうした問い合わせ対応業務を軽減させるのも開発の狙いの1つとなっています。
「AUX Pricing」は、オークスモビリティが取り扱う事故車のデータとACESのAIモデル開発技術を用いて開発されており、画像認識AIと価格予測AIの2つのAIモデルを搭載しています。対象車種の8方向の画像から外装の損傷状態を判定し、その結果を過去の事故車売却データやマクロデータを教師データとした価格予測AIモデルに引き渡して演算することで、対象車両の価格を算出する仕組みとなっています。利用者は、車両情報の入力と8方向からの撮影をするだけという手軽な操作で利用できます。
編集部の感想
編集部のまとめ
AUX Pricing:ACESとオークスモビリティが事故車の価格を算出するAIアプリを開発についてまとめました
今回のニュースは、事故車の価格を瞬時に算出するAIアプリ「AUX Pricing」の開発について報告されたものです。
ディーラーや中古車販売店が事故車の下取りを行う際、価格設定が難しい事故車について、本アプリを利用すれば迅速な査定が可能となります。これにより、スムーズな商談が期待できるほか、オークスモビリティの問い合わせ対応業務の軽減にも寄与すると考えられます。
アプリの特徴として、画像認識AIと価格予測AIの2つのAIモデルを搭載しており、車両の損傷状態の判定から価格算出まで自動化されている点が注目されます。利用者にとっても直感的な操作性であり、ユーザビリティの高さが感じられます。
今回の取り組みは、「信頼・透明・オープンな事故現状車市場」の創出を目指すACESとオークスモビリティの共同開発によるものです。事故車の流通市場の課題解決に向けて、デジタル技術の活用が期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000044470.html
人気記事