「Fantasy Grounds – 5E: The Crypt of the Sun Lord」は、テーブルトークRPGを仮想テーブル上で楽しめるソフト「Fantasy Grounds」向けのアドベンチャーコンテンツです。D&D 5E互換ルールに対応し、レベル1のプレイヤーキャラクター4〜6人を想定した冒険シナリオがまとめられています。舞台はサーペント湖に浮かぶ古代遺跡で、盗まれた大切な形見を追ってアンデッドの守護者や罠が待ち構える遺跡へ足を踏み入れることになります。価格は720JPYと手頃で、オンラインセッションでシナリオを探している人にとって導入しやすい一本です。専用のマップやイラスト、新しい魔法の指輪「Life Ring」など、卓上を盛り上げる要素も揃っており、久しぶりにグループでシナリオを回したいという層にも向いています。
どんなゲーム?
本作はゲームというより、オンラインTRPGツール「Fantasy Grounds」で使用するアドベンチャーモジュールです。無料で配布されているFantasy Grounds本体と5E互換ルールセットを導入した上で、このコンテンツを読み込むことでシナリオを進行できます。物語は、リバルカ兵の一団とともにサーペント湖を渡る冒険者たちが、遺跡「Ka’Teekの廃墟」の近くで野営中に、ゴブリンにキャラクターの大切な形見を盗まれるところから始まります。追跡の末に一行が踏み込むのは、太陽神の守護者であるアンデッドが徘徊し、危険な罠が仕掛けられた地下遺跡です。単なる盗品の回収で終わるのか、それとも背後にもっと不穏な陰謀が隠れているのか、卓を囲むメンバー次第で展開が変わります。AAW Gamesが手がける「A-シリーズ」の一作としても、単独のシナリオとしても遊べる構成になっており、Picollanという社会にキャラクターの行動がどう影響するかを追う仕組みも用意されています。マップや挿絵はENnie賞を3度受賞したカートグラファーTodd Gambleが担当しており、GM側の準備負担を減らしてくれる高解像度マップは地味に大きな魅力です。
アプリIDが指定されていません。Fantasy Grounds – 5E: The Crypt of the Sun Lordの評価は?
現時点でユーザーレビューはまだ投稿されておらず、評価の傾向を数字で示すことは難しい状況です。とはいえ、Fantasy Grounds向けのアドベンチャーモジュールは、シナリオの完成度そのものよりも「マップの見やすさ」「GMがどれだけ準備なしで卓に持ち込めるか」が評価の分かれ目になりやすいジャンルです。本作は高解像度マップや専用イラストが付属しており、初めてGMを担当する人でも進行しやすい作りになっている点は好意的に受け止められそうです。一方で、英語のみのテキストであることや、ボリュームがワンショット向けの短編に近いことは、購入前に把握しておきたいポイントといえます。今後レビューが増えれば、実際のセッションでの評価がより具体的に見えてくるはずです。
DLCはある?
本作自体がFantasy Groundsという母体ソフトに対する追加コンテンツ(アドベンチャーモジュール)という位置づけのため、いわゆる「本作のためのDLC」は現時点の情報では確認できません。ただし、本作はAAW Gamesの「A-シリーズ」に連なる作品であり、Steam上には同シリーズの他のアドベンチャーモジュールも個別のコンテンツとして並んでいます。気に入った場合は、同シリーズの他シナリオを追加で導入して、キャンペーンとして繋げていく楽しみ方も可能です。あくまで単体シナリオとしても完結する作りなので、まずは本作だけを購入して試すという選択も無理なく成立します。
Fantasy Grounds – 5E: The Crypt of the Sun Lordは無料で遊べる?
本作は720JPYの有料コンテンツであり、無料では遊べません。加えて、実際にプレイするには母体となるFantasy Grounds本体(無料版または有料のUltimate/Classic版)と5E互換ルールセットの導入が別途必要です。本作の購入価格以外に、シナリオ内で追加課金を求められるような要素は説明文からは確認できず、一度購入すれば内容はすべて利用できる買い切り型のコンテンツと考えてよさそうです。
マルチプレイはある?
Fantasy Groundsそのものがオンラインで複数人がテーブルを共有してプレイするための仮想卓上ツールであり、本作のシナリオもGM1人とプレイヤー4〜6人を前提に設計されています。つまり本作は実質的にマルチプレイ専用のコンテンツといえ、ソロで黙々と進めるタイプの遊び方には向いていません。仲間や初対面のグループとオンラインで卓を囲み、声を掛け合いながら遺跡を探索していく体験がメインになります。
対応言語は?
対応言語は英語のみで、日本語のテキストやローカライズは用意されていません。シナリオのテキスト量自体はワンショット向けで比較的コンパクトですが、地の文や台詞を英語で読み進める必要があるため、GMを担当する場合は事前にある程度の英文理解があると安心です。
動作環境は?最低要件
本作はゲーム本体ではなくFantasy Groundsに読み込むアドベンチャーデータのため、Steamページ上に単体の最低システム要件は明記されていません。実際の動作環境は、母体となるFantasy Groundsソフトウェア側の要件に準じます。
- Fantasy Grounds本体(無料版で可、5E互換ルールセットの導入が必要)
- OS:Windowsに対応、Macにも対応(Linuxは非対応)
- 安定したインターネット接続(オンラインセッション用)
データ自体はマップやテキストが中心のため、重いグラフィック処理を要求するタイプのコンテンツではありません。手持ちのPCでFantasy Groundsが普段から動いていれば、追加で身構える必要はなさそうです。
PC GAME NAVI編集部レビュー
実際にFantasy Groundsへ読み込んでGM視点で遺跡を進行してみると、まず目についたのはマップの解像度の高さでした。狭い通路と広間のコントラストがはっきりしていて、プレイヤーに状況を説明する際の手間がかなり減った印象です。ストーリー自体はレベル1パーティ向けのワンショットとしてちょうどよい長さで、序盤の「盗まれた形見を追う」というわかりやすい目的から、じわじわとアンデッドの守護者が絡む不穏な空気に変わっていく展開はテンポがよく飽きません。新規アイテム「Life Ring」も終盤の駆け引きにちょうどいい塩梅の強さで、パーティに一つ渡すかどうかで判断に迷う楽しさがありました。英語テキストの読み込みだけ多少手間はかかるものの、価格を考えるとオンライン卓の一夜分として十分満足できる内容でした(編集部)。
Fantasy Grounds – 5E: The Crypt of the Sun Lordの評価・DLC・日本語対応をまとめました
本作はFantasy Grounds向けのD&D 5E互換アドベンチャーモジュールで、レベル1のパーティ4〜6人を対象にした遺跡探索シナリオです。日本語には対応しておらず、プレイには無料のFantasy Grounds本体と5Eルールセットが必要ですが、高解像度マップや新規アイテムなど、GMの準備負担を減らしつつ卓を盛り上げる工夫が詰め込まれています。オンラインでグループ卓を囲む予定があり、英語テキストに抵抗がないなら、手頃な価格で試しやすい一本です。

















