ニュースの要約
- Qualcomm Snapdragon(R) X-Eliteシリーズプロセッサ搭載でAI性能と省電力性が向上
- 高容量メモリやストレージを備え、高い処理性能を実現
- 幅広いI/Oオプションと冷却システムで柔軟な利用が可能
概要
アドバンテック株式会社は、Qualcomm Snapdragon(R) X-Eliteシリーズプロセッサを搭載したCOM Express Compact Type 6モジュール「SOM-6820」を発表しました。
SOM-6820は最大12コア、45W TDPを特長とし、同等のx86プラットフォームと比べて最大51%の性能向上を実現しています。統合されたNPUは最大45 TOPSのAI性能を提供し、医用画像処理やマシンビジョンなどのエッジAIアプリケーションで優れた性能を発揮します。また、最大64GBのLPDDR5xメモリと最大256GBのUFS 3.1ストレージを搭載し、高いデータ処理能力を備えています。
さらに、14レーンのPCIe、4つのUSB 3.0ポート、LAN接続など多彩なI/Oオプションを用意し、幅広い開発ニーズに対応可能です。アドバンテック独自のQFCS(Quadro Flow Cooling System)を搭載し、簡単な組立てと静音動作を実現しています。UEFI BIOS、Windows 11、Edge AI SDKなどの包括的なサポートにより、異なるコンピューティングアーキテクチャ間の移行も簡単に行えます。
編集部の感想
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Qualcomm Snapdragonプロセッサの採用で高性能・高効率を実現したモジュールですね。医療や産業機器などの用途で活躍しそうです。
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統合NPUによるAI性能の強化や、豊富なI/Oインターフェースなど、幅広い用途に対応できる機能が魅力的です。
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低消費電力と静音動作を両立した設計は、より多くの製品開発に貢献できるでしょう。
編集部のまとめ
アドバンテック:新たなCOM Express Compact Type6モジュール「SOM-6820」を発表についてまとめました
アドバンテックが発表した「SOM-6820」は、Qualcomm Snapdragon(R) X-Eliteシリーズプロセッサを採用し、高性能と高効率を両立したCOM Expressモジュールです。最大12コアのCPUと統合NPUによる高度なAI性能は、医療や産業機器、ロボット分野などでの活用が期待されます。
また、大容量のメモリやストレージ、豊富なI/Oインターフェースなど、幅広いニーズに対応できる機能を備えています。さらに、省電力設計と静音動作を実現した冷却システムなど、製品開発に役立つ特徴が多数あります。Windows 11やEdge AI SDKなどのソフトウェアサポートも充実しており、アプリケーションの移植も容易に行えます。
エッジコンピューティングの高度化に貢献するこのモジュールは、今後の産業分野の発展に大きな影響を与えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000073476.html
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