ニュースの要約
- 弥生株式会社が、筑波大学との共同研究成果を計算機科学・金融・経済分野の国際会議「AAI 2025」で発表した
- Retrieval-Augmented Generation (RAG) の枠組みを用いて、会計知識ページのリランキングの精度向上を目指した
- 発表を通じて、世界各国の研究者との意見交換ができ、研究の応用可能性や方向性について新たな視点を得た
概要
弥生株式会社は、2025年7月13日から7月19日に開催された国際会議「IIAI AAI 2025」において、筑波大学との共同研究成果を発表しました。
弥生は、製品およびサービスにおけるAI技術の活用推進を目的として、2025年1月より筑波大学との共同研究を開始しています。今回登壇したIIAI AAI 2025は、人工知能および応用情報学分野における国際的に権威ある学術会議のひとつです。弥生は「Evaluating Reranking of Accounting Knowledge Web Pages by LLMs towards RAG based QA」というテーマで論文を提出し、査読の結果採択されました。
本発表では、Retrieval-Augmented Generation (RAG) の枠組みによる情報源の検索手法の精度向上に関する研究内容について説明しました。弥生が提供しているコンテンツをもとにユーザーの質問に回答するという枠組みが一定の効果的な評価を得られることを確認したほか、構築したデータセットと生のデータとの間の比較を行い、実際にサービスとして提供した際の満足度につながる分析を実施しました。
発表および質疑応答は英語で行われ、世界各国の研究者と意見を交わす中で、研究の応用可能性や方向性について新たな視点を得ることができました。弥生にとって、国際学会への登壇は今回が初めてであり、今後の研究活動における重要な一歩となりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
弥生株式会社:計算機科学・金融・経済分野の国際会議「AAI 2025」で研究成果を発表についてまとめました
弥生株式会社は、筑波大学との共同研究成果を国際会議「IIAI AAI 2025」で発表しました。この会議は人工知能や応用情報学分野における権威ある学術会議の一つで、厳格な査読を経て採択された研究テーマについて発表する機会を得ることができました。
弥生が取り組んだ研究内容は、Retrieval-Augmented Generation (RAG) の枠組みを用いた会計知識ページのリランキング手法の精度向上に関するものです。弥生が保有するデータを活用しながら、実際のユーザーの声とも比較検討を行うことで、サービスとしての満足度向上につながる分析を実施しました。
この発表を通じて、世界各国の研究者との意見交換ができ、研究の応用可能性や方向性について新たな視点を得ることができたようです。弥生にとっては国際学会での発表が初めての経験となり、今後の研究活動における重要な一歩となったと言えるでしょう。
弥生はこれまでも、自社の強みであるデータやネットワークを活かしながら、AIをはじめとしたテクノロジーの活用に取り組んできました。今回の国際会議での発表は、その取り組みが着実に実を結びつつあることを示しているといえます。今後も弥生は、最新の研究成果を自社のサービス向上に生かしていくことが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000331.000015865.html
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