ニュースの要約
- Unity開発者が簡単に触覚体験を設計できる「FeelFuse SDK Ver. 0.1.1」をリリース
- Meta Questのハンドトラッキングによるハンドインタラクションに対応
- シミュレータを搭載し、デバイスを装着せずに刺激のシミュレーションが可能
概要
株式会社commissureは、独自の触覚提示デバイスである「FeelFuse(TM)」を開発するためのSDK(Software Development Kit) Ver. 0.1.1を開発者向けにリリースしました。
「FeelFuse(TM)」は振動刺激および回転せん断刺激(皮膚の上を捻るような刺激)によって多様な感覚を提示可能なハプティックデバイスです。指先のモジュールでは振動刺激を加えることで何かを持ったり撫でたりといった身体表面の感覚を提示することが可能です。手首のモジュールでは回転せん断刺激を加えることで、何かに引っ張られたり重さを感じるなど身体内部の感覚を提示可能です。これらの振動刺激と回転せん断刺激が調和することで、多様な感覚を生み出し、現実に近い触覚体験を実現します。
本SDKを用いることで、FeelFuseを用いた触覚体験をUnityで構築することが可能になります。特徴としては、Unity packageとしてインポートするだけで導入が可能、Meta Questのハンドトラッキングによるハンドインタラクションに対応、オブジェクトに重量や振動をアサインすることで持ったときの重量感やなぞった時の摩擦感など、インタラクティブな触覚提示が簡単に実装可能、シミュレータを搭載しており、デバイスを装着せずに刺激のシミュレーションが可能、複数のサンプルシーンが付属し、開発の高速化を支援するなどが挙げられます。
今後は、HaptoAI(TM)の組み込みによる振動の設計支援や、リアルタイムな触覚生成の実装を予定しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
FeelFuse SDK:Unity開発者が簡単に触覚体験を設計できる「FeelFuse SDK Ver. 0.1.1」をリリースについてまとめました
今回のリリースは、Unity開発者にとって大変便利なSDKだと言えるでしょう。独自のハプティックデバイス「FeelFuse(TM)」の触覚体験をUnityで簡単に実装できるようになり、非常に使い勝手の良いものになっています。特に、Meta Questとの連携や、シミュレータを搭載しているといった最新の機能に対応していることは大きな魅力だと感じます。今後の機能拡充にも期待が高まる、注目の製品だと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000118478.html
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