ニュースの要約
- PDFの長文活用者が6割、情報検索の効率化に課題を感じる利用者が7割
- PDFの生成AI機能を活用した8割が業務効率化を実感、特に法務部門で活用が進む
- 生成AI活用の壁は「社内ガイドラインの不在」や「正確性」「情報漏洩」への懸念
概要
アドビ株式会社は本日、PDFファイルの利用状況と生成AI機能の活用状況に関する調査結果を発表しました。
調査の結果、業務で10ページ以上の長文PDFを活用する人が全体の6割に上ることが明らかになりました。また、ビジネス文書から必要な情報を探すのに苦労する人が全体の7割に達しており、特に法務部門では9割にも及びます。
一方、PDFの生成AI機能を活用したことがある人は全体の4割で、その8割が業務の効率化を実感したと回答しています。職種別では法務部門での活用率が70%と最も高く、契約書の条項チェックなどの高度な専門業務でAIによる要点整理が貢献していることが示唆されました。
ただし、生成AI機能の活用に際しては、「社内ガイドラインの不在」や「情報の正確性」「情報漏洩」への懸念を感じている人が全体の75%にのぼるなど、課題も浮き彫りになりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
アドビ PDF & 生成AI:国内のビジネスパーソンによるPDFファイルと生成AIの活用状況に関する調査結果を発表についてまとめました
今回のアドビの調査は、PDFファイルの利用実態と生成AI機能の活用状況を明らかにした興味深い内容でした。
特に注目されるのは、業務で長文のPDFを頻繁に活用する人が6割もいるということ。一方で、必要な情報を見つけるのに苦労する人が全体の7割にも上っているのは課題だといえます。
一方で、生成AI機能の活用による業務効率化を実感している人が8割にも上るのは良い知らせです。法務部門を中心に活用が進んでおり、専門的な業務でAIの力が発揮されている様子がうかがえます。
ただし、生成AIの活用に不安を感じる人も多く、特に社内ガイドラインの整備や情報の正確性、セキュリティ面での懸念が大きいようです。これらの課題に取り組むことで、より広範囲にAIの活用が進むことが期待されます。
今回の調査結果は、ビジネスパーソンによるPDFとAIの実際の利用実態を示しており、企業のデジタル化を考える上で参考になる内容だと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000498.000041087.html
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