ニュースの要約
- 北星ゴム工業株式会社がIT資産管理ツール「AssetView Cloud +」を導入
- 自動車工業会(自工会)ガイドラインに準拠した適正な資産管理を実現
- 不正端末の侵入を未然に防ぐセキュリティ対策を強化
概要
法人向けソフトウェアパッケージ、クラウドサービスを提供する株式会社ハンモックは、北星ゴム工業株式会社が「ヒト」を軸とした情報セキュリティ対策「AssetView Cloud +(アセットビュー クラウド プラス)」を導入したことを発表しました。
北星ゴム工業は、富山県黒部市に本社を構える工業用ゴム製品の総合メーカーです。これまでIT資産管理専任の担当者を配置しておらず、各部署が本業の合間に台帳管理を行っていたため、資産情報の管理が煩雑化していました。特に、把握できていないPCの存在が課題となっており、インストール漏れやセキュリティリスクの要因となっていました。
このような中、2023年8月にDX推進部を新設し、IT資産管理を正式な業務として位置付けたうえで、正確かつ効率的な資産情報の把握を目的にIT資産管理ツールの選定を開始しました。
また、自動車工業会(自工会)ガイドラインへの対応期限が2024年3月末に迫っていたことから、セキュリティ強化も急務となっていました。これらの課題を解決するために、複数のクラウド型ソリューションを比較検討した結果、不正PCの検知・遮断をクラウド上で実現できる点が評価され、「AssetView Cloud +」の導入を決定しました。
AssetView Cloud +は、企業や組織が所有するIT資産(ハードウェア、ソフトウェア、ライセンスなど)を「ヒト」を起点に一元的に管理・運用できるクラウドソリューションです。端末とユーザー情報を紐付けて管理できるため、誰がどの端末を使用しているかを一目で把握でき、複数拠点に端末が分散している場合でも、効率的な資産管理を実現します。
加えて、社内ネットワークに管理対象外の不正PCが接続された際には、即座に検知・遮断する機能を備えており、不正端末の侵入を未然に防止し、自動車工業会(自工会)ガイドラインに準拠した適正な資産管理を通じて、情報漏洩リスクの低減に貢献します。
編集部の感想
-
「ヒト」を起点としたIT資産管理の取り組みは興味深いですね。従来のデバイス中心の管理に加えて、利用者視点での管理が重要になってきていることがわかります。
-
自工会ガイドラインの対応期限を前に、クラウドツールを活用してセキュリティ強化を図る企業の対応は、他の企業にとっても参考になりそうです。
-
不正PCの即時検知・遮断機能は、侵入を未然に防ぐ上で非常に有効なのではないでしょうか。セキュリティ対策としても注目すべきポイントですね。
編集部のまとめ
AssetView Cloud +:北星ゴム工業株式会社、自工会セキュリティガイドライン対策のため、「ヒト」を軸とした情報セキュリティ対策を導入についてまとめました
今回の北星ゴム工業株式会社によるAssetView Cloud +の導入は、「ヒト」を起点とした新しい管理モデルを実現する取り組みとして注目されます。
従来のデバイス中心の管理では見落とされがちだった、利用者(ヒト)の情報と資産を紐付けて一元管理することで、効率的な資産管理と、不正PC侵入への迅速な検知・遮断が可能になります。
特に、自工会ガイドラインへの対応という喫緊の課題に対して、クラウドツールを活用して取り組む姿勢は、他の製造業企業にとっても参考になるでしょう。「ヒト」を起点とした新しいセキュリティ対策の在り方は、今後の情報システム管理の方向性を示唆するものと評価できます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000394.000052725.html
人気記事