ニュースの要約
- リユーストナーの企業ディエスジャパンがコロナ禍で事業再構築を行い、中小企業のESG経営支援に注力し始めた
- 国際ESG評価機関のCRIFと提携し、ディエスジャパン自身もCRIFのESG評価サービス「Synesgy」でA評価を取得した
- 中小企業がESG経営を実践するためには、まずCO2排出量の見える化が重要だと訴えている
概要
リユーストナーの製造販売を中心事業としていた株式会社ディエスジャパンは、2019年の社長就任時にコロナ禍でトナー需要が激減したことを契機に、事業再構築に乗り出しました。
これまでトップダウンだった組織風土の改革に着手し、新卒研修制度の充実やフラットな評価制度の導入など、社内課題に取り組んでいった結果、ESG経営実践の第一歩となりました。
また、障がい者雇用の推進やダイバーシティの取り組みを強化し、東大阪を拠点とするサッカーチームFC大阪とのコラボレーションも展開しています。
そして、コロナ禍で事業が冷え込んだ中で、ディエスジャパンはリユーストナーの環境的な価値を改めて見直し、自社の脱炭素への取り組みを強化。さらにCRIF Japanとの提携を通じて、中小企業の脱炭素化とESG経営の普及促進に乗り出しています。
CRIF Japanのサービス「Synesgy」を活用し、ディエスジャパン自身もESGの課題見える化と対策の実行に取り組み、国際的な外部認証を取得するなど、中小企業のESG経営実践を支援しています。
編集部の感想
-
リユーストナー事業を手掛けるディエスジャパンが、コロナ禍でトナー需要減少を契機に、逆境を好機と捉え、事業再構築に果敢に取り組んだ姿勢は高く評価できる
-
中小企業のESG経営実践支援に切り替えることで、自社の環境価値を改めて定義し、その普及を推進しようとする姿勢が素晴らしい
-
手探りの中でも粘り強く取り組み、国際的なESG評価機関から高い評価を得たことは、同業他社や他の中小企業にとって大きな励みになるはず
編集部のまとめ
リユーストナー:中小企業のESG経営支援に事業を再構築したディエスジャパンの理由についてまとめました
ディエスジャパンは、リユーストナーの製造販売を中心事業としながらも、コロナ禍でトナー需要が落ち込んだことをきっかけに、ESG経営への取り組みを強化する方向に事業を転換しました。
その過程で、これまで手探りで進めてきたESG経営の実践を、外部の評価機関であるCRIFと連携して進めることで、自社のESG課題の可視化と解決に取り組んでいます。
特にCO2排出量の見える化に力を入れており、中小企業のESG経営実践において、まずはこの点から着手することが重要だと訴えています。
これまでESG経営に取り組んできた大企業と比べ、中小企業にとってはハードルが高いのが現状です。しかしディエスジャパンのように、外部の支援を活用しながら一歩ずつ着実に進めていく姿勢は見習うべきだと思います。
中小企業のESG経営実践を後押しする取り組みは、ディエスジャパンだけでなく、多くの企業が参考にすべき好事例だと言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000143846.html
人気記事