ニュースの要約
- モリサワとの共同プロジェクトで、写研の「石井丸ゴシック」「本蘭明朝」「本蘭ゴシック」の改刻フォントを開発中
- 開発にあたっては、写研出身のタイプデザイナーが全体監修を担当
- 写研フォントのOpenType化プロジェクトに関するメイキング動画も公開中
概要
株式会社モリサワは、株式会社写研と共同で開発を進めている「改刻フォント」として、「石井丸ゴシック」「本蘭明朝」「本蘭ゴシック」の各ファミリーを発表しました。
この改刻フォントは、写研で長年使用されてきた書体を、現代の環境や用途に合わせてリデザインしたものです。モリサワとその関連会社の字游工房が共同で開発を進めており、写研出身のタイプデザイナー・鳥海修氏が全体の監修を務めています。
石井丸ゴシックはウエイトを5つに拡張し、本蘭明朝はコントラストの再検討を行って使いやすさを向上させる計画です。一方の本蘭ゴシックでは、オリジナルの本蘭ゴシックを開発した写研のデザイナー自らがかなのリデザインを行っています。
これらの改刻フォントに加え、写研から提供されたアウトラインデータを活用した「写研クラシックス」シリーズの追加開発も進行中です。これらのフォントは2026年以降の提供を予定しています。
また、写研フォントのOpenType化プロジェクトについて、制作の経緯や想いをタイプデザイナーが語るメイキング動画も公開されています。プロジェクトの歴史や今後の展望について、詳しく知ることができます。
編集部の感想
編集部のまとめ
モリサワ:開発中の写研改刻フォント「石井丸ゴシック」「本蘭明朝」「本蘭ゴシック」を発表、写研フォントのメイキング動画も公開についてまとめました
今回のニュースは、長年の歴史を持つ写研の書体を、時代に合わせてモリサワが丁寧にリデザインしている取り組みだと評価できます。写研出身のタイプデザイナーが監修に加わり、オリジナルの魅力を損なわずに改良を重ねているところが興味深いです。
特に、石井丸ゴシックやかなのリデザインなど、細部にわたる改良の努力が感じられます。これらのフォントが2026年以降に提供されるのを楽しみにしたいですね。
さらに、制作の裏側を知ることができるメイキング動画の公開も、ファンにとっては嬉しい取り組みだと思います。写研の歴史や開発者たちの思いが伝わってくる内容になっているようです。このように、利用者目線に立った細やかな施策が功を奏しているのではないでしょうか。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000550.000010848.html
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