ニュースの要約
- Zoom AI Companion は、推論と記憶を使ってタスクの実行、会話型セルフサービス、カスタム エージェント作成などを行い、Zoom プラットフォーム全体にわたってエージェント機能を拡張する
- Zoom は45以上の新機能を発表し、Zoom Meetings、Zoom Phone、Zoom Team Chat、Zoom Docs、Zoom Contact Centerの AI 機能を強化する
- Zoom バーチャル エージェントの機能強化や音声用バーチャル エージェントの導入、AI インテント ルーティング機能、Advanced Quality Managementなど、顧客体験(CX)イノベーションを実現する
概要
Zoom Communications, Inc.は、2025年3月17日に、プラットフォーム全体におけるエージェント型 AI Compaion の機能、Zoom AI Companion の新機能、そして AI 関連のアップデートを発表しました。
Zoom AI Companion は、推論と記憶を使って適切なエージェントや機能を活用した意思決定を行い、複雑な問題を解決し、継続的に学習することで、ユーザーに代わってタスクの実行と調整を行い、生産性を向上させます。新しく追加された機能にはカレンダー管理、クリップ生成、文章作成サポートなどがあります。
Zoom は、サードパーティ製エージェントやカスタムエージェントとの連携を強化し、専門的な顧客サービスを実現します。また、Custom AI Companion アドオンにより、組織は独自のニーズに合わせてAI Companionをカスタマイズできるようになります。これにより、ユーザーはミーティングテンプレートやカスタム辞書の作成、パーソナルコーチやカスタムクリップアバターの活用など、さまざまな機能を利用できるようになります。
さらに、Zoom Tasksによるタスク管理の自動化、AI Companionによるミーティングアジェンダ作成、ライブノート機能の搭載など、Zoom Workplaceの生産性向上機能が強化されています。Zoom Docsでは高度な参照機能とクエリ機能、データテーブルの自動生成機能が追加されるなど、文書作成の効率化も図られています。
Zoom のビジネスサービスにおいても、Zoom Contact CenterにAI エージェント機能を導入し、顧客体験の革新や顧客サービス担当者の支援、セルフサービスの強化を行います。また、Zoom Workplace for Frontline、Zoom Workplace for Clinicians、Zoom Workplace for Educationなど、業界特化型のソリューションも提供されます。
編集部の感想
編集部のまとめ
Zoom:ZVC JAPAN 株式会社が Zoom、Zoom AI Companion の新しい AI エージェント機能とエージェントを発表についてまとめました
Zoom は、AI Companionを通じて、ユーザーの生産性向上とコラボレーションの強化を実現しようとしています。単なる音声入力からタスク実行までを自動化するだけでなく、高度な意思決定や問題解決、継続的な学習機能を備えた真のエージェントへと進化させています。さらに、サードパーティやカスタムのエージェントとの連携により、きめ細かなニーズにも柔軟に対応できるようになっているのが特徴的です。
特に、ミーティングの効率化や文書作成の支援、セルフサービスの強化など、ユーザビリティの向上に注力しているのが注目されます。これらの機能強化により、Zoomユーザーの業務効率化と生産性向上が期待できるでしょう。
また、Zoom Workplaceをベースに、教育、医療、フロントラインなど、各業界特化型のソリューションを展開するなど、幅広いユーザーニーズにも対応しているのが印象的です。Zoomは、AIとコラボレーションを融合させ、より使いやすいワークプラットフォームの実現を目指しているといえるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000046792.html
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