ニュースの要約
- 阪神甲子園球場と株式会社モリサワが100周年記念共同プロジェクトとして『甲子園フォント』を開発
- 伝統の甲子園文字の特徴を活かしつつ、視認性の高いユニバーサルデザインフォントに仕上げた
- 2025年シーズンからスコアボードや球場グッズに使用される予定
概要
株式会社モリサワは、阪神電気鉄道株式会社との100周年記念共同プロジェクトとして『甲子園フォント』を開発し、2025年2月27日に阪神甲子園球場でお披露目式を行いました。
『甲子園フォント』は、阪神甲子園球場が長年受け継いできた「甲子園文字」をベースに、より多くの人が読みやすいユニバーサルデザインフォントとしてデザインされました。1983年まで手書きで使用されていた甲子園文字の独特な筆書きのニュアンスを残しつつ、太みと文字サイズの調整により、スコアボードにおける視認性も確保したとのことです。また数字の書体もゴシック体を継承するなど、甲子園らしさを大切に残しながら、現代の実用性を高めたフォントに仕上がりました。
阪神甲子園球場では、これまでも甲子園文字の伝統を受け継ぐべく、オリジナルの文字を表示してきました。今回の『甲子園フォント』はその歴史を新たな時代につなぐものとなっており、2025年シーズンから球場のスコアボードや各種グッズに使用される予定です。お披露目式では阪神タイガースの選手名を『甲子園フォント』で表示し、会場から大きな反響を得たそうです。
モリサワはこの『甲子園フォント』の開発の舞台裏を紹介する動画も公開しており、開発の経緯やデザインの解説、当時の甲子園文字を知る元阪神タイガース・真弓明信氏のインタビューなども収録されています。また、モリサワ公式noteでも甲子園文字の歴史や『甲子園フォント』のデザインについて詳しく解説しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
『甲子園フォント』:モリサワ 阪神甲子園球場との100周年記念共同プロジェクトお披露目式を開催 ~伝統と革新が融合した新たな『甲子園フォント』ついにお披露目~についてまとめました
阪神甲子園球場と株式会社モリサワが、両社の100年にわたる歴史を紡ぐ記念プロジェクトとして開発した『甲子園フォント』が、ついに2025年シーズンより使用開始されることになりました。
このフォントは、手書きで長年使用されてきた「甲子園文字」の特徴を継承しつつ、ユニバーサルデザインの視点から現代の使いやすさを追求したものです。スコアボードへの表示や球場グッズへの活用など、多角的に甲子園の魅力を引き立てる役割を果たすことが期待されています。
開発プロセスを詳しく紹介するコンテンツの公開や、当時の関係者を交えたエピソードの共有など、ファンに寄り添った情報発信も行われています。新しい『甲子園フォント』が、今後の阪神甲子園球場の歴史の中で大切な役割を果たしていくことでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000545.000010848.html
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