ニュースの要約
- MLism株式会社が、独自開発のAIモデルを搭載した日本語に特化した文書画像解析エンジン「YomiToku-Pro」をリリースした。
- YomiToku-Proは、PDFやカメラ撮影の文書画像の文字起こしのほか、レイアウトや表の解析機能を備えており、高精度かつ高度な文書画像解析が可能。
- MLismは事業共創カンパニーのRelic社と業務提携し、「YomiToku」の販売・サポートも提供する。
概要
MLism株式会社は、日本語の文書画像解析に特化したAIエンジン「YomiToku-Pro」をリリースしたことを発表しました。
生成AIの発展に伴い、文書情報を正確にデータ化するニーズが高まっている中、YomiToku-Proは、PDFやカメラで撮影した文書画像の文字起こしを実現するAI-OCR機能に加え、レイアウトや表の解析機能を備えており、高精度かつ高度な文書画像解析が可能です。リリース前から多くの問い合わせをいただいており、すでに複数の企業様に導入いただいているそうです。
YomiToku-Proには、MLismが独自に構築したデータセットを用いて学習した4種類のAIモデルが搭載されており、日本語の文書に対して高精度な文字起こしとレイアウト解析を実現します。また、文字数の多い文書や細かい文字を含む文書、さらには縦書きの文書に対しても、高精度な認識が可能とのことです。
解析した文書データは、HTML、Markdown、CSV、JSON形式で出力でき、抽出した画像やグラフを個別のファイルとして保存することも可能です。さらに、サーバー組み込み型のパッケージとして提供されることで、個人情報や機密情報を含む文書画像を外部ネットワークを介さずに自社サーバー内でセキュアかつ効率的に解析することができます。
MLismは事業共創カンパニーである株式会社Relicと業務提携を開始し、Relicが提供するAI/LLMを活用した新規事業開発支援サービスに加え、「YomiToku」の販売・サポートも提供できることで、多様なAI活用ニーズに応えていくとしています。
編集部の感想
編集部のまとめ
YomiToku-Pro:MLism株式会社、独自AIを搭載し、日本語に特化した文書画像解析エンジンをリリースについてまとめました
今回のリリースは、文書情報のデータ化ニーズの高まりを捉え、日本語に特化した高度な文書画像解析エンジンを提供するものです。MLismが独自に構築したAIモデルを搭載し、OCRに加えレイアウト解析の機能も備えるなど、高精度な出力が期待できます。また、ユーザーニーズに合わせたカスタマイズサービスの提供や、セキュリティ面での配慮など、使い勝手の良さも特徴といえるでしょう。今後、AI技術の進化とともに、文書情報のデジタル化がさらに加速していくことが予想され、YomiToku-Proのような製品の需要はより高まっていくことが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000157087.html
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