ニュースの要約
- オンプレミス型システムからSaaSへの乗り換えを検討する企業が増加している
- SaaS導入後の満足度は51.8%と高い一方、カスタマイズ性に制限があると感じている企業も一定数
- オンプレミスからSaaSへの移行理由として「属人化解消」や「コスト削減」などが主な理由として挙がっている
概要
クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供するjinjer株式会社は、企業の経営層および人事担当者236名を対象に「オンプレミス型システムからSaaSへの乗り換えに関する実態」に関する調査を実施しました。
調査の結果、企業がSaaSへの移行を検討する背景としては、リモートワークの普及や業務環境の変化への柔軟な対応、システム運用の効率化とコスト削減、セキュリティ強化などが挙げられています。
SaaSへの移行理由としては「システム保守・管理の属人化をなくすため」が最多で、次いで「コスト削減」「働き方への対応」「IT人材不足への対応」などが挙げられています。
一方で、SaaSへの移行時の課題としては「カスタマイズ性の制限」「既存システムとの連携」「従業員の抵抗」などが見られました。しかし、SaaSへの移行後の業務効率化に関する満足度は51.8%と高く、「運用・保守コストの削減」「属人化解消」「多様な働き方の実現」などを評価する企業が多くみられた結果となりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
オンプレミス型システムからSaaSへの乗り換えに関する実態調査:jinjer株式会社についてまとめました
今回のjinjer株式会社の調査では、企業がオンプレミスからSaaSへ移行する背景にはリモートワークの普及や業務環境の変化への柔軟な対応、コスト削減、セキュリティ強化などの課題解決があることが明らかになりました。
移行理由として多く挙げられていた「属人化解消」や「コスト削減」は、SaaSの大きな導入メリットだと言えるでしょう。一方で「カスタマイズ性の制限」は移行時の課題として一定数の企業で感じられており、SaaSベンダーにとっては機能拡充の余地があると考えられます。
全体としては、SaaSへの移行によって業務効率化や運用コスト削減など、企業のニーズに応えられているようです。IT部門の人材不足やリソース最適化の観点から、SaaSの活用はさらに広がっていくと予想されます。今後、企業がSaaSを戦略的に活用し、デジタル化を進めていく上での一助となれば幸いです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000345.000089626.html
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