ニュースの要約
- 近年、ネット通販やオークションサイトなどで、HDDやSSDの容量を偽装した製品が多数出回っている
- 容量偽装品は実際の容量よりも大容量に見せかけられており、データ保存時に深刻なトラブルが発生する
- 容量偽装品を見抜くポイントや、データ保護のためのバックアップの重要性などが解説されている
概要
近年、ネット通販サイトやオークションサイト、フリマアプリなどのオンラインマーケットで、格安のHDD(ハードディスク)やSSD(ソリッドステートドライブ)が多数販売されています。
一見するとお買い得なように見えるこれらの商品ですが、実はその中に「容量偽装品」と呼ばれる悪質な偽物が紛れ込んでいるケースがあることを指摘しています。
これまでの容量偽装被害といえば、主にUSBメモリやSDカードといった小型のメモリーカード類で見られていましたが、最近ではより高額で大容量のHDDやSSDといったストレージ機器にも、偽装品が広く出回るようになってきているとのことです。
容量偽装品の典型的な例として、実際には64GBしかないmicroSDカードを内蔵しながら、ファームウェア(制御プログラム)を改ざんすることで、システム上では10TBや20TBとして認識されるように細工されたものがあります。
このような偽装品は、見た目やパソコン上の表示だけでは一見正常な製品に見えるため、購入者が気付きにくいのが特徴です。しかし、実際に多くのデータを書き込んでいくと、ある一定容量を超えた段階でデータが書き込めなくなったり、ファイルが破損したり、保存していた情報が突然消えてしまうなどの深刻なトラブルが発生するとのことです。
容量偽装品の価格は相場から大きくかけ離れているのが特徴で、正規品の相場よりも極端に安く販売されているケースが目立つとされています。
さらに、容量偽装の仕組みとしては、実際より大きな容量があるようにパソコンに認識させる技術が使われており、表面上は問題なく使えているように見えるものの、実際には本来の容量を超えた部分にはデータを正しく記録できないという仕組みになっているとのことです。
このような容量偽装品に騙されることを避けるためには、信頼できる販売元から購入し、定期的なバックアップを行うことが重要だと指摘されています。加えて、容量偽装品を見分ける際のチェックポイントとして、価格の妥当性や販売元の信頼性、外観の異常さなどに注意を払うことが必要だとされています。
編集部の感想
編集部のまとめ
データレスキューセンター:HDDやSSDの容量偽装品についてを公開についてまとめました
今回のニュースでは、ネット通販やオークションサイトなどで横行している、HDDやSSDの容量を偽装した悪質な製品について詳しく解説されていました。
容量偽装品は見た目は正常な製品に見えるものの、実際の記憶容量はわずかしかなく、大容量のデータを保存しようとするとトラブルが発生してしまう危険な製品です。特に大容量の製品があまりにも安価で販売されている場合は、必ず疑ってかかるべきだと感じました。
一方で、このような容量偽装品の見分け方や、データ保護のためのバックアップの重要性など、利用者が気をつけるべきポイントも丁寧に説明されており、大変参考になりました。
データの損失は取り返しのつかない重大な問題につながる可能性があるため、安全性を第一に考えて製品選びをすることが肝心だと思います。この記事を通じて、ユーザー一人一人がデータ管理に気をつけるようになればと願っています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000002825.html















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