ニュースの要約
- ASUS IoTがNVIDIA Jetson Orin搭載のエッジAIコンピュータをアップグレードし、生成AIモデルのパフォーマンスを最大2倍に向上
- Jetson Orin NXおよびOrin Nanoシリーズのスーパーモードを実装し、AI TOPSが最大1.7倍、メモリ帯域幅が最大1.5倍に向上
- 最新のNVIDIA JetPack 6.2 SDKに対応し、幅広い生成AIモデルをサポート
概要
AIoTソリューションのグローバルリーダーであるASUS IoTは、NVIDIA(R) Jetson Orin(TM) プラットフォームを搭載したASUS IoTエッジAIコンピュータをアップグレードし、新しいスーパーモードを実装したことを発表しました。
このアップグレードにより、AI TOPSは最大1.7倍、メモリ帯域幅は最大1.5倍、生成AIモデルのパフォーマンスは最大2倍に向上します。スーパーモードでは、Jetson Orin NX 16GBモジュール搭載モデルで最大157 TOPS(スパース)を実現できるようになりました。
Jetson Orinモジュールは、Hugging Face Transformers、Ollama、llama.cpp、vLLM、MLC、NVIDIA TensorRT-LLMなどの一般的な機械学習フレームワークに対応するため、エッジアプリケーション、ロボット工学、マルチモーダルシステムに最適な選択肢となります。
また、ASUS IoTエッジAIコンピュータ(PE1102N、PE1101N、PE1100N)は、最新のNVIDIA JetPack 6.2 SDKに対応しており、大規模言語モデル(LLM)、視覚言語モデル(VLM)、ビジョントランスフォーマー(ViT)など、幅広い生成AIモデルに対応しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
ASUS IoT:生成AIのパフォーマンスを向上させるNVIDIA Jetson Orin搭載のエッジAIコンピュータを発表についてまとめました
ASUS IoTが発表したNVIDIA Jetson Orin搭載のエッジAIコンピュータは、生成AIのパフォーマンスを最大2倍まで向上させるというニュースでした。
スーパーモードの実装により、大規模言語モデル(LLM)、視覚言語モデル(VLM)、ビジョントランスフォーマー(ViT)などの生成AIモデルが高速に処理できるようになりました。また、Jetson Orinモジュールが幅広い機械学習フレームワークに対応していることから、様々なAIアプリケーションに活用できそうです。
さらに、頑丈な筐体設計と幅広い温度範囲への対応など、エッジデバイスとしての性能も備えているため、屋外での利用にも適していると評価できます。
生成AIの需要が高まる中、ASUS IoTのこの取り組みは注目に値するでしょう。エッジでの生成AIの活用が広がることで、新しいAIソリューションの創出が期待できます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001407.000017808.html
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