ニュースの要約
- 神戸学院大学が聴覚障害のある学生への支援として、AI動画編集・制作サービス「Vrew」を導入
- Vrewの音声認識機能を活用し、動画への字幕付け作業の効率化を実現
- 年間平均12本以上の動画制作に対応し、聴覚障害学生の学習体験の改善に貢献
概要
VoyagerXが提供するAI動画編集・制作サービス「Vrew」は、神戸学院大学の障がい学生支援室に導入されました。
神戸学院大学では、聴覚障害のある学生への合理的配慮として授業動画への字幕付けを実施していましたが、手作業での作成は時間と労力を要する困難な作業でした。そこで、Vrewの音声認識機能を活用することで、字幕作成作業の大幅な効率化を実現しました。
Vrewを使うことで、障がい学生支援室が動画データの加工と簡易的な修正を行い、学生サポーターが字幕のチェックや区切り調整、視認性の向上などを実施するなど、スムーズな作業進行が可能となりました。
現在、各学期ごとに平均3~4本程度の字幕付き動画を制作しており、薬学部の専門的な授業では合計20本程度の動画に字幕をつけた実績があります。Vrewの導入により、大量の動画への字幕付けにも柔軟に対応できる体制が整いました。
また、聴覚障害のある学生が韓国語の授業を受講した際には、韓国語を話せる学生の協力のもと、日本語部分は日本語で、韓国語部分はハングルで字幕をつけるという多言語対応も実現しました。
編集部の感想
編集部のまとめ
Vrew:神戸学院大学、AI動画編集・制作サービス「Vrew」の導入により障害学生支援を強化についてまとめました
この取り組みは、聴覚障害のある学生の学習環境を大きく改善したものといえます。
手作業での字幕付け作業は非常に時間と労力を要する作業でしたが、Vrewの導入によって効率化を実現し、年間平均12本以上の動画制作に柔軟に対応できるようになりました。
さらに、多言語対応の取り組みにも成功しており、聴覚障害のある学生の様々なニーズに細かく対応できるようになったことが分かります。
学生からも好評を得ているこの取り組みは、聴覚障害のある学生の学習体験の改善に大きく貢献しているといえるでしょう。
今後も、より多くの大学でこのようなAIを活用した取り組みが広がることが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000156306.html















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