ニュースの要約
- Arm版Windowsに対応したFFRI yarai Version 3.8を2026年にリリース予定
- Arm版Windowsの普及が見込まれる中で、FFRI yaraiの対応範囲を拡大
- ATT&CK対応の強化や、WebAPI機能の強化も行う
概要
株式会社FFRIセキュリティは、2026年にArmプロセッサを搭載したWindows(Arm版Windows)に対応したFFRI yarai Version 3.8をリリースすると発表しました。
Armプロセッサは、IntelやAMDプロセッサに比べ消費電力が低いという特長があり、主にスマートフォンやタブレットなどで利用されてきました。一方で、ノートパソコン向けでは、Windows等のOSがサポートしていないことや、IntelやAMD向けソフトウェアとの互換性が乏しいことから、ごく一部で利用される状況に留まっていました。しかし、ここ数年のエミュレーション技術の向上により、互換性の問題は大きく改善してきており、MicrosoftではSurfaceなどのフラッグシップモデルにArmプロセッサを搭載するなど、市場規模の拡大が見込まれています。
このような背景を受け、FFRIセキュリティでは、国内においてもArm版Windowsの普及が進むことを見据え、次期リリースのFFRI yarai Version 3.8で、Arm版Windowsへの対応を行うことを発表しました。また、本バージョンでは、Arm版Windowsへの対応のほか、ATT&CK対応を含む各検出エンジンの機能向上や、WebAPI機能の強化も予定しているとのことです。これにより、FFRI yaraiがWindows端末を漏れなくカバーし、セキュリティ体制の向上に貢献することが期待されます。
編集部の感想
編集部のまとめ
FFRI yarai:FFRIセキュリティ、FFRI yarai Version 3.8を2026年にリリースについてまとめました
今回のリリース発表では、FFRIセキュリティのセキュリティ製品「FFRI yarai」の最新バージョン「Version 3.8」が2026年にリリースされる予定であることが明らかになりました。特に注目なのは、Arm版Windowsへの対応が行われることです。Armプロセッサを搭載したWindows端末の市場拡大が見込まれる中、FFRI yaraiがこうしたニーズに応えられるようになることで、より広範囲のWindows環境をカバーできるようになると期待できます。
また、ATT&CKへの対応強化やWebAPI機能の拡充など、製品機能の向上も図られる予定です。これらの取り組みにより、FFRI yaraiのセキュリティ機能がさらに強化されることが見込まれます。
FFRIセキュリティは国内でほぼ唯一のセキュリティコア技術の研究開発を行う企業として知られており、今回の発表は、同社の先進的な取り組みを示すものとして注目に値するでしょう。今後のFFRI yaraiの展開にも期待が高まります。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000070844.html















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