インドネシアの歴史に着想を得たRPG、Warriors of Vilvatiktaを触ってみました、
小さな村出身の鍛冶屋カマンダヌが叔父のもとで修行し、王国の陰謀と戦乱の中を旅する物語が描かれます、
見どころはやはり東ジャワを思わせる独特の世界観と、民族的な雰囲気を持つ音楽やスプライト、
RPGツクール系の素朴さは残るものの、20時間以上遊べるボリュームがあり、ミニゲームで隠しスキルを解除する仕掛けも楽しいです、
ローカライズやバランス面で粗さを指摘する声は多いですが、その荒削りさも含めて、インディー作品ならではの味わいとして楽しめる方には刺さる作品だと感じました、
セール時の価格が非常に安価で、気軽に試せるのも嬉しいポイントです。
どんなゲーム?
Warriors of Vilvatiktaは、実在のインドネシア史に影響を受けたエピックなターン制RPGです、
舞台は東ジャワを中心に栄えたシンガサリ王国の時代、王ケルタネガラが群島統一を夢見る中、主人公カマンダヌは鍛冶屋としての誇りと家族の確執を抱えながら旅に出ます、
ゲームは伝統的なターン制バトルを採用しており、少なくとも20時間程度のプレイボリュームが用意されています、
フィールドや世界地図はレトロな雰囲気を残しつつ、前景のアニメーションや独自のスプライトで雰囲気作りがなされており、移動はグリッドより滑らかに感じられる点がプレイ感を向上させています、
ミニゲームをクリアすると秘密のスキルが手に入る仕組みや、アニメーションする新しいメニューシステム、カスタムアビリティによる戦略性も特徴のひとつです、
全体としてはRPGツクール系の作りではありますが、現地文化を色濃く反映した世界観を楽しみたい人に向いた作品です。
Warriors of Vilvatiktaの評価は?
ユーザーレビューを見ると、評価は賛否両論に分かれます、
ポジティブな点としては「独特の文化や音楽、キャラクターが魅力的」、「ストーリーと流れが良い」、「低価格でコスパが高い」といった声が多く、
一方でネガティブな指摘も目立ちます、特にローカライズ(英語翻訳)の粗さやダイアログの不自然さ、多用される「!!!」などの表現、
ゲームバランスの不整合、バグやクラッシュ報告、操作やUI周りの不具合が挙げられています、
レビューからの引用をいくつか紹介します、
「残念ながら、ただの編集の粗いRPGメーカー製ゲームだ、期待していたのに。」、
「ローカライズがとにかく面白いほどひどい、でもそのおかげでキャラクターに魅力を感じることもある。」、
「常に出現する『トリプルアタック』スキルがMPコストなしで強すぎる、バランス調整が必要だ。」、
「ゲームはインドネシア史をベースにしていて面白い、値段相応の楽しさはある。」、
総じて言えば、設定や音楽、雰囲気は高評価だが、完成度や品質面で粗さが目立つ、
低価格で手軽に遊べる点を評価するプレイヤーには勧められる一方、洗練された体験や日本語対応、高い技術品質を求める人にはおすすめしづらい、という評価です。
DLCはある?
レビューや公式情報を参照すると、特定のDLCや追加シナリオに関する言及は見当たりません、
現状は基本的に本編のみの提供で、追加コンテンツの有無は不明なままです、
インディー作品としてはまず本編の改善やバグ修正が優先されている様子で、公式から大規模なDLCが配信されているという情報は確認できません、
今後のアップデートや開発者の発表で追加要素が出る可能性はゼロではありませんが、現時点ではDLCはないと考えて差し支えありません。
Warriors of Vilvatiktaは無料で遊べる?
このゲームは無料タイトルではなく、有料で販売されています、
ただしレビューでも繰り返しあるように、セールや極めて安価な割引価格で出回ることが多く、数十セント~数百円といった低価格で手に入るケースが多いようです、
そのため「無料」ではないものの、値段のハードルは低く、気軽に試せる点が魅力です、
また一部のプレイヤーはトレーディングカード目的やクーポン利用で購入しているため、実質的に安く遊べる機会は多いといえます。
マルチプレイはある?
本作はシングルプレイのクラシックなターン制RPGであり、マルチプレイ要素は搭載されていません、
レビューやゲーム概要でも協力プレイや対戦といったマルチプレイに関する記述はなく、ストーリー重視で一人で遊ぶタイプの作品です、
そのため、友達と一緒に遊ぶオンライン機能を期待する場合は不向きですが、一人で世界観や物語をじっくり楽しみたいプレイヤーには適しています。
対応言語は?
レビューから判断すると、主要な対応言語は英語のようです、
ただし英語のローカライズ品質に対する不満が多数あり、翻訳の自然さや表現に問題があると指摘されています、
日本語対応についての言及は見当たらず、おそらく日本語は未対応です、
したがって日本語でプレイしたい場合は、英語テキストの不自然さを受け入れるか、翻訳補助を使いながら遊ぶ必要があります。
動作環境は?最低要件
この種のRPGツクール系インディーゲームは低スペックでも動作することが多く、予想される最低要件は次の通りです、
・OS: Windows 7/8/10以降、
・プロセッサ: 1.5 GHz以上のシングルコア、
・メモリ: 1GB以上のRAM、
・グラフィック: DirectX互換のグラフィック、
・ストレージ: 1GB程度の空き容量、
要求スペックについては非常に軽めで、古めのPCでも遊べる可能性が高いです、
ただしレビューにあるような解像度やウィンドウ切替の不具合、フルスクリーン設定の問題などは環境によって影響を受けるため、購入前に対応環境を公式ストアで確認することをおすすめします。
PC GAME NAVI編集部レビュー
編集部で触ってみると、まず世界観と音楽が強く印象に残りました、
民族的な楽曲とジャワを思わせる風景が空気感を作っていて、冒険している実感が持てます、
戦闘は伝統的なターン制で、カスタムアビリティやミニゲームでのスキル習得など遊びどころが用意されており、のんびりとしたRPGが好きな人には向いています、
確かにローカライズやバランス面で粗さは感じますが、低価格でインドネシアの歴史要素を楽しめる点は魅力的です、
気軽に異文化モチーフのRPGを味わいたい方にはおすすめできます、(編集部)
Warriors of Vilvatiktaの評価・DLC・日本語対応をまとめました
評価: 世界観や音楽は高評価だが、ローカライズとバランス、バグが目立つ、
DLC: 現時点で公式なDLCは確認されていない、
日本語対応: 日本語は未対応、英語テキストの品質に注意が必要、
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