ニュースの要約
- NPO法人ライフリンクが運営するSNS相談窓口「生きづらびっと」に、PKSHA Technologyが技術支援を開始しました。
- 「PKSHA FAQ」と生成AIを活用したメンテナンスシステムを導入し、1,000件以上のQ&Aを提供することで、相談者への情報支援を強化します。
- 人への相談だけでなく、AIを活用した新しい支援体制の構築を目指しています。
概要
NPO法人ライフリンクが運営するSNS相談窓口「生きづらびっと」に対し、PKSHA Technologyが技術支援を開始しました。
これまでライフリンクでは、「支援を必要とするできる限り多くの人に、必要な情報を届けたい」という想いから、相談対応の質を担保しつつ相談の受け皿を拡充し、相談対応率を上げる取り組みを進めてきました。
しかし、相談アクセス数の増加や相談員の育成に時間を要することから、対応率の向上が課題となっていました。
そこで、PKSHA FAQシステムと生成AIを活用した新しい支援体制の構築を決定しました。「PKSHA FAQ」を活用し、ライフリンクが運営する「生きづらびっと」などと連携した独自のFAQページ「LIFEヒント」を作成しました。
このページには、これまでの相談対応の蓄積をもとに、AIが自動生成した1,000件以上のQ&Aが掲載されています。相談者は、自身の悩みに近いものを選択して対処のヒントを探すことができます。
また、AIが作成したFAQはライフリンク職員が精査・確認した上で公開しており、個人情報の保護にも配慮しています。
今後も、人とAIがともに進化する新しい支援体制の構築を目指し、改善を重ねていくとのことです。
編集部の感想
編集部のまとめ
PKSHA FAQ:NPO法人ライフリンクが運営するSNS相談窓口の技術支援を開始、「PKSHA FAQ」及び生成AIを活用したメンテナンスシステムを提供についてまとめました
この取り組みは、ライフリンクが長年培ってきた相談対応の知見とPKSHA Technologyの技術力を組み合わせることで、SNS相談窓口が抱える課題の解決を目指すものです。
相談件数の増加に伴い、相談対応率の改善が難しい状況にあったライフリンクでしたが、AIを活用することで、相談者のニーズに合わせた最適な支援を提供できるようになります。
また、「人とソフトウェアが共に進化する社会の実現」を目指すPKSHA Technologyの姿勢も印象的で、今後の展開にも期待が高まります。
このようなテクノロジーの力を活用しながら、相談支援の質を維持・向上させていく取り組みは、自殺対策においても重要な意味を持つと考えられます。
ライフリンクとPKSHA Technologyの連携により、さまざまな悩みを抱える人々への支援が一層強化されることを期待したいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000220.000022705.html
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