ニュースの要約
- クラスターメタバース研究所がCEDEC2025公募セッションでメタバースにおけるAIエージェントに関する研究が採択され登壇決定
- AIエージェントによる柔軟な情報提供とナビゲーションの実現に関する研究が注目される
- プレイヤーの好奇心を活かした自然な誘導の実現方法が明らかにされる
概要
国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社は、2021年に日本におけるメタバースの創造、発展を目指して設立した研究機関「メタバース研究所」の研究員とデザイナーが、2025年7月22日(火)から24日(木)の3日間にわたって開催される「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2025(CEDEC2025)」において、AIエージェントによる柔軟な情報提供とナビゲーションの実現に関する研究が公募セッションで採択されたことを発表しました。
本セッションでは「好奇心主導型チュートリアル」をご紹介します。これは、従来の順序固定型・選択肢提示型のチュートリアルとは異なり、プレイヤーの自発的な興味に基づいて音声対話AIエージェントを用いた学習体験を提供する新しい形のチュートリアルです。プレイヤーの「この建物は何?」「あの場所に行ってみたい」のような自然な興味を音声・テキストで表現すると、AIエージェントが適切な情報提供や案内を行います。プレイヤーは決められた順序に縛られず、興味のままに世界を探索できるようになります。
この新しいアプローチがプレイヤーの探索行動とエンゲージメントに与えた影響を実験データで検証し、次世代のゲームデザインに新たな可能性を提示します。また、リサーチャー、エンジニア、デザイナーの混成チームがどのようにしてAIエージェントを開発したか、従来のキャラクターデザインとの違いを交えて紹介します。
編集部の感想
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メタバース空間でのAIエージェントの活用は非常に面白そうだ。プレイヤーの自発的な探索行動を促し、効果的なナビゲーションを実現できるのは、ゲームやエンターテインメントの新しい可能性を感じさせる。
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従来のキャラクターデザインとは一線を画すAIエージェントのデザインについても、大変興味深い。人工知能ならではの柔軟性と自然さを感じさせるキャラクター像が生み出されることに期待したい。
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メタバースにおけるAIエージェントの活用は、単なるナビゲーションの域を超えて、プレイヤーとの対話やエンゲージメントの向上にも寄与できそうだ。ゲームの枠を超えたさまざまなメタバースコンテンツでの活用も期待できそうだ。
編集部のまとめ
クラスターメタバース研究所:CEDEC2025公募セッションでメタバースにおけるAIエージェントに関する研究が採択され登壇決定!についてまとめました
クラスターメタバース研究所が、CEDEC2025の公募セッションでメタバースにおけるAIエージェントに関する研究が採択されたことは非常に注目に値する発表だと思います。メタバース空間におけるAIエージェントの活用は、従来のキャラクターとは一線を画す新しい可能性を秘めています。今回の発表では、プレイヤーの自発的な探索行動を誘発し、効果的なナビゲーションを実現する「好奇心主導型チュートリアル」が紹介されますが、これはゲームデザインの革新につながるユニークな取り組みだと評価できます。また、リサーチャー、エンジニア、デザイナーが協力して開発したAIエージェントのキャラクターデザインも、人工知能ならではの新しい表現が期待できそうです。メタバース空間においてAIが果たす役割は今後ますます重要になってくると考えられ、クラスターメタバース研究所の研究成果に注目していきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000355.000017626.html
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