コンピューターが巧みにつくる無限の宇宙を探索し、生存をかけた壮大な冒険を体験できる、ハイクオリティーなロギューライクゲーム『Out There: Ω Edition』。プレイヤーは宇宙飛行士として、遥か離れた未知の場所で目を覚まし、酸素を求めて星々を航行していく。予期せぬ出来事に四苦八苦しながら、独自の言語を習得し、宇宙船を改造するなどしてしぶとく生き延びていくのだ。生存と宇宙開拓への理解が、本作の核心をなす重要なテーマといえる。
どんなゲーム?
『Out There: Ω Edition』は、ロギューライク要素と資源管理、インタラクティブフィクションが絶妙に融合したユニークなSFアドベンチャーゲームだ。予期せぬ出来事が待ち受ける深宇宙を舞台に、酸素を求め星々を渡り歩きながら、宇宙船の改造や言語の習得に汲々とする。1回のプレイでは決して終わりが見えないが、その分ゲームの再プレイ性は非常に高い。シナリオは350種類以上が用意されており、4つの異なる結末に導かれる壮大なメインストーリーも描かれている。
Out There: Ω Editionの評価は?
『Out There: Ω Edition』のレビューを見ると、プレイヤーの意見はやや分かれる様子。外国語訳に不備があるとの指摘もあるが、深く没入できる宇宙探査の醍醐味は高く評価されている。手に汗握る展開とシビアな生存戦略を楽しめる一方で、ランダム性の高さからクリアするまでが大変だと感じる人もいるようだ。総じてロギグライクゲームが好きな人や、スリリングでインタラクティブな宇宙SFを求める者にとっては魅力的な作品といえるだろう。
DLCはある?
『Out There: Ω Edition』には公式のDLCは現在のところ存在しない。ただし、開発元のみずほ プロジェクトが本作のプレシークエルとなる『Out There: Oceans of Time』をリリースしており、こちらは同シリーズの続編となるタイトルだ。スチームページによると、今までの経験を活かしながら、新たな冒険を楽しめるようになっている。アップデートや無料DLCがあればぜひチェックしたい。
Out There: Ω Editionは無料で遊べる?
『Out There: Ω Edition』は有料タイトルで、スチームにて定価1,840円で販売されている。無料でプレイできるデモ版などは現時点で提供されていない。ただし、定期的にセールなどが開催されているため、安価な価格帯で購入することが可能かもしれない。
MODがなくても楽しめる?
『Out There: Ω Edition』にはMODがほとんどないため、基本的にはバニラ版でも十分に楽しめる作品だ。オリジナルの要素が丁寧に作り込まれており、プレイする価値は十分にある。一方で、より自由度を高めたり、ゲームバランスを調整したい場合は、開発元による今後のアップデートに期待したい。
どんなMODがある?
『Out There: Ω Edition』にはMODの開発が活発ではなく、利用可能なものはほとんど見つからない。このジャンルのゲームにありがちな、ランダム要素の調整や拡張パック導入などのMODは見つからなかった。ただし、開発元の公式サポートによる継続的なアップデートに期待できるだろう。
マルチプレイはある?
『Out There: Ω Edition』はシングルプレイのみの対応で、マルチプレイ機能は搭載されていない。宇宙探査と生存をめぐる物語は一人で楽しむゲームデザインになっており、ランダムな展開を味わうことができる。プレイヤー同士で協力したり競い合ったりする要素はないため、孤独な宇宙旅行を好む人向けだと言えるだろう。
日本語化MODは必要?対応言語は?
『Out There: Ω Edition』は日本語に正式対応しており、特に日本語化MODを使う必要はない。メニューやテキストはすべて日本語に翻訳されているため、非常に理解しやすい。その他の言語対応も英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡体字)など、主要言語に対応している。
動作環境は?最低要件
必要動作環境:
– OS: Windows 7 以降
– プロセッサー: Intel Core i3 または AMD Phenom II X4 以降
– メモリ: 4 GB RAM
– ビデオカード: Nvidia GeForce GT 520 以降またはAMD Radeon HD 6450 以降
– DirectX: Version 9.0c
本作は比較的低スペックなPCでも安定して動作する設計になっている。必要なスペックも低めに設定されており、ゲームを楽しむ上で大きな支障はないと考えられる。
PC GAME NAVI編集部レビュー
『Out There: Ω Edition』は、予期せぬ展開に立ち向かいながら、酸素確保や宇宙船の改修といった生存戦略に腐心する瞬間が大変面白い。ロギールイクならではのシビアさは緊張感を生み出し、何度も挑戦したくなる中毒性の高いゲームだ。グラフィックやサウンドも印象的で、没入感のある宇宙探査を体験できる。ただし、クリアまでの道のりは険しいかもしれない。それでも、スリリングな宇宙SFアドベンチャーを求める人にはおすすめだ。(編集部)
Out There: Ω Editionの評価・MOD・DLC・日本語化をまとめました
『Out There: Ω Edition』は、予期せぬ出来事に立ち向かい生き延びることが目的のロギーライクアドベンチャーゲームです。 350種類以上のシナリオとランダム性の高さから、何度でもプレイし直したくなる中毒性抜群の作品となっています。 日本語対応も行われており、MODは少ないものの、オリジナルの要素が充実しているため、バニラでも十分に楽しめます。また、本作の続編にあたる『Out There: Oceans of Time』の発売も控えているため、本作のファンにはおすすめです。
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