ニュースの要約
- 精密誘導IoT技術でドローンやロボットの施設内自動運用がcm単位で制御できるようになった
- リアルタイムでデジタルツインを生成し、次世代の施設管理を実現する
- 本技術は様々な屋内ロボットにも横展開可能で、あらゆる屋内ロボットの高精度化プラットフォームになる
概要
株式会社アイ・ロボティクスは、GPSに依存せず、屋内外を問わずにドローンをセンチメートル単位で誘導・制御し、さらにドローンや周辺機器からリアルタイムに取得したデータを即座に3D点群およびデジタルツインに生成する新技術を開発しました。
本技術を利活用したサービスでは、高精度な飛行制御に加えて、飛行中に周囲の3D点群をリアルタイムに取得・可視化し、過去のデータとの比較を行えるサービスを開発・提供します。
ドローンに搭載されたLiDARや高解像度カメラ等のセンサーから取得した空間情報を、即時に処理・統合・比較することで、現場環境の変化を仮想空間上にリアルタイムで反映し続けることが可能となります。
これにより、手戻りを無くすことで工期やコストの削減を実現するとともに、現地作業者が把握しきれない微細な変化も即座に検出でき、施設管理や設備点検などの現場業務における意思決定までのスピードと精度を飛躍的に向上させます。
また、本ソリューションは、環境の変化に即応できる柔軟性も備えており、建設中の施設のように日々施工管理が必要な現場でも、ドローンは飛行しながらリアルタイムに3Dマップを更新し続けることが可能です。
さらに、本技術の適用範囲はドローンだけに留まらず、地上を移動するロボットや自動化機械にも同様の制御技術を適用可能です。工場・倉庫内の自律搬送ロボットや建設現場の作業ロボット、トンネルやプラント内の点検ロボットなどに活用が期待されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
精密IoT：ドローンやロボットの施設内自動運用をcm単位で制御。デジタルツイン生成でリアルタイムの次世代施設管理を実現へについてまとめました
このプレスリリースは、ドローンやロボットの高精度な自動運用技術の進化と、リアルタイムでのデジタルツイン生成による次世代の施設管理手法の実現について報告しています。
まず、GPS非依存の精密誘導IoT技術により、ドローンやロボットを施設内でcm単位の精度で制御できるようになりました。これにより、狭い空間や建物内部など、従来は自動化が難しかった場所でも、ドローンやロボットの自律移動が可能になります。
さらに、ドローンやセンサーから取得した空間情報をリアルタイムに処理・統合することで、仮想空間上のデジタルツインを即座に生成できるようになりました。これにより、施設の変化を常に最新の状態で把握でき、スピーディーな意思決定や遠隔管理が実現できると期待されます。
本技術は、ドローンだけでなく、工場のAGV/AMRや建設現場の作業ロボット、インフラ点検ロボットなど、様々な屋内ロボットにも応用可能とのことです。つまり、あらゆる屋内ロボットの高精度化プラットフォームとなり得る可能性を秘めています。
今後は、ドローンと地上ロボットの連携によって、より複雑な作業の自動化や、災害時の迅速な現場確認など、新しい活用シーンが広がっていくことが期待されます。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000022548.html
人気記事