Ricerca VRはまさに、VRならではの心を揺さぶる不思議な体験が待っている作品です。カラフルで幻想的なアニメーション、沈み込むような5面の大画面の配置、そして包み込むような立体サウンドが、まるで夢の中にいるかのような世界を作り出します。ゲームではなく、アート作品としての側面が強いですが、作品の世界に引き込まれていくのはとても魅力的な体験です。
どんなゲーム？
Ricerca VRは、画家・アニメーター、Yo-Yo Linが手がけたVRアート体験作品です。自転車に乗った主人公が、時間とともに失ってきたものを探し求める物語が描かれています。5枚の大画面を取り囲むように設置された仮想空間の中で、観客は主人公の視点からその世界を体験することができます。没入感のある立体音響効果と連動しながら、物語の断片が次々と立ち現れていきます。仏教思想に基づく円環的な構造で、物語には明確な始まりや終わりはありません。観客は自由に周囲を見回しながら、独自の解釈を見出していくことができるのが特徴です。
Ricerca VRの評価は？
ユーザーレビューでは、「没入感のある素晴らしい体験」「VRの新しい可能性を感じさせる作品」といった好評価が目立ちます。それでいて、「理解するのが難しかった」「酔いやすかった」といった指摘もあり、内容の複雑さと演出の難しさが垣間見えます。アート作品ならではの難解さはあるものの、VRならではの表現力を存分に発揮した作品だと評価できるでしょう。VRアートに興味のある人にとっては、必見の作品といえるでしょう。
DLCはある？
Ricerca VRにはDLCはありません。現時点で、追加コンテンツの配信予定も発表されていません。作品自体が完成されたアート作品であり、追加要素を必要としないと考えられるためと推測されます。
Ricerca VRは無料で遊べる？
Ricerca VRは有料作品で、Steamにて0.99ドルで販売されています。無料でプレイできるわけではありませんが、価格も手頃なので、VRアートに興味のある人であれば手の届きやすい作品だといえるでしょう。
マルチプレイはある？
Ricerca VRはシングルプレイのみの作品で、マルチプレイは搭載されていません。一人で作品の世界に没入し、自身の視点から物語を体験することができます。作品の性質上、マルチプレイを必要とせず、むしろ一人で静かに鑑賞することが重要だと考えられます。
対応言語は？
Ricerca VRは英語のみに対応しています。日本語を含む他の言語には対応していないため、日本語ユーザーにとっては言語面での壁がある作品といえます。ただし、物語性の強い作品のため、英語理解ができれば十分に楽しめる内容だと考えられます。
動作環境は？最低要件
– OS: Windows 7 SP1 64-bit以降
– プロセッサ: Intel Core i5-4590 相当以上
– メモリ: 8GB RAM
– グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 970 相当以上
– DirectX: Version 11
– ストレージ: 1GB以上
VRヘッドセットを使うため、それなりの性能が必要とされています。ただし、この作品はゲームではなく、主にグラフィック表示とサウンド処理が重要となるため、ゲーミング用途ほど高スペックは必要ありません。
PC GAME NAVI編集部レビュー
Ricerca VRは、VR ならではの表現力を最大限に引き出した素晴らしい作品だと感じました。カラフルで夢幻的なアニメーションと、包み込むような立体音響効果が相まって、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚に包まれます。一人で黙って鑑賞する静謐な時間は、普段のゲーミングとは一味違った没入感を味わえ、VR の新しい可能性を感じられる体験でした。（編集部）
Ricerca VRの評価・DLC・日本語対応をまとめました
ユーザーレビューでは、没入感のある素晴らしい体験や、VRならではの表現力を高く評価する声が多数見られました。ただし作品の複雑さから理解しづらいといった指摘もあり、VRアートならではの難しさも感じられます。DLCの予定はなく、現時点では日本語には対応していません。ですが、VRアートに興味のある人にとっては、必見の作品だと言えるでしょう。
人気記事