小さなチーム、いや一人で作られたというスモールデベロッパーの情熱が伝わる、ダンジョンローグライクのAlbum Corvusを遊んでみました、プレイ感はシンプルながら奥深く、ビルドの幅が広い点が魅力です、探索で得られるアイテムやオーグメントが戦術を根本から変えることもあり、毎回違う展開になるリプレイ性の高さは特筆に値します、操作や説明は必要最低限にまとまっており、じっくり考えて進めるタイプのゲームが好きな人に向いています、現状はクラスやスキル、オーグメントの追加でさらに化けそうな期待感もあり、遊びがいのある佳作です、
どんなゲーム?
Album Corvusは、一人の開発者によって作られたローグライクダンジョンクローラーで、パーマデスとラン間の強力な成長要素が特徴です、
ランごとに生成されるダンジョンや装備、ルーム効果が毎回異なり、どの道を進むかという判断が戦術に直結します、
見つけたアイテムには「オーグメント」と呼ばれる付帯効果が付いており、攻撃時に別のスキルが自動で発動するなど、ビルドの個性を大きく変化させます、
戦闘は1対1のターン制で進行し、シールドやバリア、リトリビューション(反撃)などを組み合わせて戦う深みがあります、
また、ダンジョン内で集めた資源で恒久的な強化が行え、始めのスキルやシグネチャースキルの解放、恒久オーグメントの取得といった選択で次のランが有利になります、
全体としてはダークファンタジーな世界観のもと、決断の重みが常に付きまとうシビアかつ満足感のある設計です、
Album Corvusの評価は?
ユーザーレビューを見ると、ポジティブな評価と改善要望が混在しています、
まず原作や類似作へのリスペクトに関する意見として「私は弁護士ではないが、このゲームはBuriedbornesの完全な模倣だ、法的にどうなのか分からないが、少なくとも開発者がインスピレーション元に言及するべきだ」という指摘があり、
また難易度表示や情報提示に関する改善点として「敵のダメージ予測がターン前に表示されないため、急に高ダメージを受けることがあり、難易度が早期から極端に分かれている、敵の回避確率を事前に表示する仕組みが必要だ」という具体的な要望も上がっています、
一方で「コード経験が無い人が作ったとは思えないほど楽しい」という好意的な意見もあり、個人開発ながらゲームとしての遊びやすさや面白さは評価されています、
総じて現状はコアメカニクスやビルドの幅、リプレイ性が高く評価されている反面、UI/情報表示やコンテンツ量(クラスやスキルの追加)に関する要望が多く、今後のアップデートでより高評価を得られる余地が大きいという印象です、
ユーザーレビュー(翻訳引用)、
“私は弁護士ではないが、このゲームはBuriedbornesの完全な模倣だ、法的にどうなのか分からないが、少なくとも開発者がインスピレーション元に言及するべきだ、Buriedbornesは素晴らしいゲームだが残念ながらAndroidのみだ、Album Corvusは楽しかったが、さらにクラスやスキル、オーグメントが追加されれば素晴らしくなるだろう、”
“いくつかの問題がある、
1)敵のダメージ数値がターン前に表示されないため、弱い敵の後に急にダメージが跳ね上がる敵に遭遇することがある、事前に予測が無い、難易度が極端に偏っている、早い段階からそう感じる、
2)敵が攻撃を回避する確率をターン前に表示する方法が必要だ、”
“ゲームは楽しい、
コード経験のない人が作ったことを考慮すれば尚更だ、”
DLCはある?
現時点の情報とストア説明を見る限り、正式なDLCの情報は特に記載されていません、
開発は個人で行われているため、将来的に有料・無料を問わずコンテンツ追加や拡張が配信される可能性はあります、
ストア説明には「クラスは7種類、ボスは5体、スキルやパーク多数」といった記載があり、現状はゲーム本体単体でコンテンツを拡充していく方針のように見えます、
もしDLCが出る場合は、新クラス、新スキル、新オーグメントやダンジョン要素の追加が想定され、ゲーム性を大きく広げることが期待されます、
Album Corvusは無料で遊べる?
Album Corvusはストア説明に「無料プレイではなく、プレミアムなPC向けの作品のバリエーションとして作った」と明記されており、無料でフルで遊べるタイプのゲームではない可能性が高い、
ただし類似作Buriedbornesは無料で遊べるが一部の利便性向上は有料という記述があり、Album Corvusはそれと対照的に有料で提供しつつ、課金要素よりも最初から買い切りで楽しめる形を目指しているようです、
マルチプレイはある?
Album Corvusは基本的に1対1のターン制戦闘とソロのダンジョン探索を主体としたローグライクです、
ストア説明やユーザーレビューにマルチプレイに関する言及は無く、マルチプレイ機能は実装されていないと見受けられます、
他の冒険者がダンジョンに登場する要素はあるものの、それはNPC的な挙動で、オンライン協力や対戦モードといったマルチプレイではなく、シングルプレイ中心の設計です、
対応言語は?
ストア説明は英語で記載されており、日本語対応の明記は確認できません、
したがって現状ではメニューや説明は英語が主で、日本語ローカライズは未実装の可能性が高いです、
ただしテキスト量は比較的限られているローグライクのため、今後のアップデートで日本語対応が行われる余地はあります、
動作環境は?最低要件
以下は想定される最低要件の例です、実際のストアページの記載を必ず確認してください、
- OS: Windows 7/8/10以降、
- プロセッサ: デュアルコア相当以上、
- メモリ: 4GB以上、
- グラフィック: DirectX 9互換の統合GPUでも可、
- ストレージ: 1GB以上の空き容量、
コメント、
Album Corvusはアートやシステムが軽量寄りであり、ハイスペックを要求するタイプではありません、
ノートPCや低消費電力のデスクトップでも十分に動くことが期待されますが、快適性はCPU性能とメモリに依存します、
PC GAME NAVI編集部レビュー
実際にプレイして感じたことを率直に書きます、
Album Corvusは小粒ながら考えどころが多く、装備やオーグメントで戦術が劇的に変わる点がとても楽しいです、
プレイごとに新しい展開が生まれる設計はローグライクの醍醐味をしっかり押さえており、リプレイ欲を強く刺激します、
UIや情報表示の改善、クラスやスキルの追加などでさらに遊びやすくなれば、長く愛される作品になる手応えを感じました、(編集部)
Album Corvusの評価・DLC・日本語対応をまとめました
Album Corvusは、個人開発ながら奥深いビルド構築と高いリプレイ性が評価されており、
DLCは現状未発表で、今後のコンテンツ追加に期待が持てます、
日本語対応は確認できないため、英語環境でのプレイが前提となります、
総じて有望なインディータイトルで、アップデートでさらに化ける可能性が高い作品です、
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