古典的なRPGの感触を残しつつ、主人公が進むほど弱くなっていくという発想で強烈な個性を放つ、インディーRPG「To Ash」を紹介します、
プレイしていると、戦闘の駆け引きと物語のテーマが噛み合って心に残る体験になる、
レビューには「戦闘メカニクスが楽しい」、「老いと死をテーマにした物語が考えさせられる」といった声が多く、
敵と向き合うたびに力が減っていく緊張感が、プレイヤーに選択の重みを与えてくれる、
また戦闘を除いたアドベンチャーモードも用意されており、物語だけをじっくり楽しみたい人にも優しい設計だ、
グラフィックや一部のイラストに賛否はあるものの、短時間で濃密な体験を得たいRPGファンには一度触れてほしい作品だ、
どんなゲーム？
「To Ash」は、主人公デミトリがかつて果たした英雄譚の“その先”を描く、オールドスクールなターン制RPGだ、
特徴は通常の成長要素とは真逆で、プレイが進むほど主人公が弱くなっていく“老い”のシステムを軸に据えている、
このコンセプトにより、無意味な雑魚狩りでキャラクターを育てる従来の作法は通用せず、アイテムや宝箱を開けるか否か、戦闘を避けるか挑むかといった選択が常に重くのしかかる、
戦闘は「スタンス」システムを取り入れた戦略志向の設計で、初期から複雑な駆け引きが要求される、
また、作者がセラピストであることから、物語は死や喪失、受容といったテーマを丁寧に扱っており、街や展開は悲嘆の段階を反映するなど、意図のある作り込みが感じられる、
モードは戦闘ありのフルRPG（6〜10時間想定）、および戦闘を除いたアドベンチャーモード（3〜5時間想定）の二種類が用意され、
プレイスタイルに応じた遊び方が選べる点も嬉しいポイントだ、
プロモーション動画
To Ashの評価は？
ストアレビューを見ると、概ね肯定的な評価が多い、
例えば「全体的に、このゲームを楽しんでいます、戦闘メカニクスは楽しく、物語（今のところ）は魅力的です」との声があり、ゲームのテーマ性と戦闘システムを高く評価する意見が目立つ、
「このゲームは旅だった、進むにつれて退屈で厳しいと感じる部分もあったが、達成感があった」との感想もあり、物語体験に価値を見出すプレイヤーがいる、
一方で「老化で弱くなる仕組みは面白いが実装が控えめで、進行により強力な武器が手に入るため相殺されていると感じた」との指摘や、
「開始が遅く感じたり、戦闘オプションが多すぎて戸惑った」という意見もあり、好みや期待によって評価が分かれる、
総じて、独創的なアイデアと短めで濃密な物語体験を楽しめる作品として好評であり、特に「雑多なレベル上げを避けたいRPG好き」に刺さる評価が多い、
DLCはある？
公式やレビューの範囲では、明確なDLCの情報は見当たらない、
ストア説明には本編が二つのモードを含むことが記載されており、追加コンテンツや拡張パックの存在は確認できない、
レビュー内でもDLCについての言及はなく、現状は本編のみの提供と考えるのが妥当だ、
今後のアップデートや作者の発表で変更がある可能性はあるが、現時点ではDLC無しという認識で問題ない、
To Ashは無料で遊べる？
レビューには価格に関する言及があり、「2ドル相当で価値がある」といった記述や、「セールで0.99ドルで購入した」との報告がある、
したがって、基本的には有料タイトルであり、無料で常時遊べるものではないと考えられる、
ただし低価格帯のインディー作品であるため、セール時には非常に安価に購入できる可能性が高い、
加えて、戦闘を除くアドベンチャーモードが用意されている点から、価格に対する満足度は高いというレビューも散見される、
マルチプレイはある？
本作はストア情報とユーザーレビューから、シングルプレイ専用の作品であると判断できる、
レビューではマルチプレイやオンライン機能に関する記述は見られず、物語と戦術的な戦闘設計が一人用の体験に重きを置いていることが伺える、
よって、友達と一緒にプレイするタイプのマルチプレイ要素はなく、ソロでじっくり遊ぶ作品だ、
対応言語は？
ストア説明やレビューは英語が主であり、レビュー本文も英語で投稿されている、
日本語対応についての明示はなく、レビューから判断する限り日本語ローカライズはされていない可能性が高い、
そのため、日本語環境で遊ぶ場合は英語の読解が必要になるが、ゲームの核となるテーマや戦闘システムはテキスト以外の体験要素も強いので、英語が苦手でもプレイは可能だ、
動作環境は？最低要件
以下は想定される最低要件、および簡単なコメントだ、
- OS：Windows 7/8/10 以上、
- CPU：デュアルコア相当以上、
- メモリ：2GB〜4GB以上、
- ストレージ：1GB前後の空き容量、
- グラフィック：統合GPUで問題なく動作する軽量な2D/レトロ系環境、
コメント、本作はRPGツクール風のインディー作品であり、要求スペックは非常に低めだ、
古いノートPCや低スペック環境でも問題なく動作することが期待できる、
高解像度や高負荷な処理を必要としないため、スペック面でのハードルはほぼ無いだろう、
PC GAME NAVI編集部レビュー
編集部がプレイした視点で率直に述べると、まずコンセプトの独創性に感心した、
主人公が進むほど弱くなるという逆転の発想は、ゲームプレイに常に選択の重みを与え、ただ戦うだけではない緊張感を生む、
スタンスを用いた戦闘は短時間で奥行きを感じられ、プレイヤーの判断が直接結果に結びつく作りになっている、
また、物語のテーマは重めだが、それだけに終盤の結末には心に残る余韻があり、短時間で満足感の得られる作品だ、
グラフィックや一部イラストに好みが分かれる点はあるが、全体としては企画力と物語が強く光る作品であり、インディーRPG好きにはぜひ体験してほしい、（編集部）
To Ashの評価・DLC・日本語対応をまとめました
評価は概ね肯定的で、独創的な“老いる”システムと戦略的な戦闘、
短時間で濃密な物語体験が評価されている、
DLCは現時点で確認されておらず、本編のみの提供である、
日本語対応は明確ではなく、現状は英語中心で日本語ローカライズは期待できない可能性が高い、
人気記事