インディーデベロッパーによる初作ながら、思いのほか魅力が詰まったアクション系レールシューター、Banzai Escapeを触ってみました、グラフィックはアニメ調のフル3Dで見栄えが良く、ボイスやサウンドトラックのクオリティが高いのが印象的です、操作は「画面上のボタンで行動させる」感覚で、キャラクターが自動で移動するタイプの作りですが、短時間で遊べるテンポの良さがあり、難易度は高めでも理不尽さは感じにくい設計になっています、モッディング対応でスキンや翻訳、ボイスの追加が可能な点も好印象で、気軽に遊べる一作としておすすめできます。
どんなゲーム?
Banzai Escapeは、調査機関の要請でAmino Corpの内部へ潜入する、一人のP.A.S.K.A.L隊員「Rokiahi」を操作するアクション+レールシューター系の3Dゲームです、
サードパーソン視点の印象を受ける見た目ながら、実際はステージごとにキャラクターが自動で移動する「レール」形式の進行を採用しており、プレイヤーは攻撃やスキルなどの入力で戦況に介入していきます、
グラフィックはアニメ風の3D表現で、「萌え」要素も取り入れたデザイン、
またボイスありの演出と、非常に評価の高いサウンドトラックが作品の魅力を押し上げています、
特徴として武装のカスタマイズや、ユーザーによるMOD導入が可能で、スキンやダイアログ、音声などの追加が行える自由度があり、短時間で区切って遊べるステージ構成と、挑戦しがいのある難易度で繰り返し遊べる作りになっています、
プロローグではAmino Corpの怪しい活動を追う調査と、行方不明になったエージェントの救出というストーリーが提示され、意外な展開が始まる設定です。
Banzai Escapeの評価は?
ユーザーレビューを総合すると、ビジュアルや音楽、ボイスといった演出面は高評価で、開発者の初作としては驚くほど完成度が高いという声が目立ちます、
一方でゲーム性については賛否が分かれており、サードパーソンシューターだと思って購入すると操作感の差に戸惑う人がいるようです、
具体的なレビューでは「開発者初作にしては驚くほど良い」「ストーリーは特筆するほどではないが、サウンドトラックが素晴らしい」「難易度はあるが不公平ではない、短時間で実績も回収できる」といったポジティブな意見と、
「見た目はTPSに見えるが、実際はスマホ風のボタン操作でキャラが自動移動する、レールシューター寄りの作り」「照準システムが粗い」といった操作面での不満が両方見られます、
以下にストアレビューの日本語訳を引用します、
「開発者が初めて作ったゲームにしては、意外と良いゲームです、細かいジャンクはありますし、ストーリーは大して語るほどではありません、しかし見た目は良く、ボイス演技も(良い部分があります)、サウンドトラックは本当に素晴らしいです、難易度はありますが、不公平に感じるほどではありません、プレイ時間は長くなく、全ての実績(1つを除く)は約3~4時間で達成可能です。」
「一見サードパーソンシューターのように見えますが、そうではありません、画面のボタンをタップしてキャラクターに動作させる、スマホゲームに近い作りです、エリアをクリアするとキャラクターが自動的に次の『アクションスポット』へ移動し、プレイヤーはキャラクターを直接操作できません、いわばレールシューターのような挙動です、それが好みなら楽しめますが、TPSセールに含まれていて、サードパーソンシューターだと期待していた人には向かないかもしれません。」
「『Subterranean』を遊んだことがあったので、同じようなものだと思っていましたが、違いました、これはレール上のゲームで、照準システムはかなり粗いです。」
DLCはある?
現時点で公式に発表されているDLCは見当たりません、
ゲームの説明やストア情報ではMOD対応によるユーザー制作の追加要素が強調されており、公式DLCではなく、コミュニティ制作のスキンや翻訳、音声追加といった形でコンテンツ拡張が期待できる作りです、
そのため、今後公式DLCが出る可能性は否定できませんが、現状はMODでの拡張が中心と考えて良いでしょう。
Banzai Escapeは無料で遊べる?
ストアレビューの購入フラグから判断すると、本作は基本的に有料タイトルである可能性が高いです、
レビュー内に「Steamで購入した」との記載があり、無料配布やフリートライアルの明記は見当たりません、
ただしセールで割引されることや、短時間でクリア可能なボリュームのため比較的手の出しやすい価格設定で販売されることが多いタイプの作品と推測できます。
マルチプレイはある?
ゲームの特徴やストア説明、ユーザーレビューを参照すると、本作は主にシングルプレイ向けのアクション+レールシューターとして設計されています、
マルチプレイやオンライン協力プレイに関する記載は見当たらず、物語と操作にフォーカスした一人用コンテンツと考えて差し支えありません、
その代わりにMOD対応でユーザー側がコンテンツを追加して楽しむ要素が用意されています。
対応言語は?
公式説明は英語で提供されており、ストアレビューも英語やスペイン語で投稿されています、
日本語対応の明記は見られませんが、ゲーム自体がMODによる翻訳追加を許可しているため、コミュニティベースで日本語化を行うことは可能です、
公式に日本語UIや日本語音声があるかは不明なため、英語に抵抗がなければ問題なく遊べますが、日本語対応を重視する場合はユーザー製の日本語MODの有無をチェックすると良いでしょう。
動作環境は?最低要件
公式の詳細な動作環境が未記載の場合があるため、想定される最低要件を参考情報として記載します、
・OS:Windows 10 64bit、
・CPU:Intel Core i3相当以上、
・メモリ:8GB RAM、
・グラフィック:NVIDIA GTX 750 Ti相当以上、
・ストレージ:空き6GB以上、
・DirectX:11、
これらはあくまで一般的な3Dインディータイトル向けの推定です、
グラフィックはアニメ調で重すぎないため、ハイエンドGPUを必須としない設計が多く、ノートPCやエントリークラスのデスクトップでもプレイ可能な場合が多いでしょう、
ただし安定して快適に遊ぶなら、CPUとGPUはミドルレンジ以上を推奨します。
PC GAME NAVI編集部レビュー
編集部で実際に軽くプレイしてみると、まずビジュアルと音楽の良さに期待以上の満足感がありました、
キャラクターのデザインやボイス、BGMの調和がゲームの没入感を高めており、短時間で気軽に楽しめるテンポの良さも魅力です、
操作はレール形式での進行になるため、従来のTPSを期待すると印象が異なるかもしれませんが、ボタン入力でコンボや特殊行動を繰り出す爽快感は健在です、
MOD対応により後から自分好みにカスタマイズできる点も長所で、初作としての挑戦が感じられる良作だと感じました、(編集部)
Banzai Escapeの評価・DLC・日本語対応をまとめました
評価は演出面と音楽が高評価、プレイ感はレールシューター寄りで好みが分かれる、
DLCは公式発表なし、MODでの拡張が中心、
日本語は公式対応不明だが、MODで日本語化できる可能性あり、
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