ギリシャの歴史の中でも特に激動の時代を舞台にした、ローマ2のDLC「Wrath of Sparta」。紀元前432年、ペロポネソス戦争の勃発を背景に、アテネを中心とする「デロス同盟」とスパルタ、コリントス、テーバイを中心とする「ペロポネソス同盟」が対立していきます。両陣営は思わぬ策略を巡らせながら、ギリシャ世界の覇権を争っていくのです。一方、この動乱に目をつけた強大なペルシア帝国も、介入を企んでいるようです。
どんなゲーム?
Wrath of Spartaは、ギリシャ本土、諸島、イオニア海岸を詳細に再現した全新規の戦略マップを採用しています。ペロポネソス戦争を舞台に、アテネ、コリントス、スパルタ、テーバイの4大勢力がそれぞれの目的のために争っていきます。ホプロン装備のシビックな歩兵戦を中心に、ギリシャ独特の戦術性が楽しめるほか、オリンピックなどのパンヘレニック祭典への参加、ペルシア帝国の動向など、ギリシャの歴史的な要素が色濃く反映されています。
Total War: ROME II – Wrath of Sparta Campaign Packの評価は?
この作品のレビューでは、最新のギリシャ時代を舞台にしたことが高く評価されています。紀元前5世紀のギリシャ情勢をリアルに再現しており、当時のさまざまな出来事が反映されているのが魅力的だと指摘されています。戦闘面でも、ホプロン装備の歩兵主体の戦闘スタイルが光っているほか、ペリクレスやソクラテスといった当時の有名人物の登場も楽しめると好評です。一方で、海戦部分の操作性の低さなどが課題とされています。
DLCはある?
Wrath of Spartaはローマ2の有料DLCとなっており、単独での購入が必要です。DLCにはギリシャ固有の新しい4つの勢力が登場し、新しい戦闘ユニットや技術ツリー、季節毎の影響など、ローマ2の世界観を大きく変えるコンテンツが含まれています。歴史好きなユーザーから高い支持を得ているDLCと言えるでしょう。
Total War: ROME II – Wrath of Sparta Campaign Packは無料で遊べる?
ローマ2のDLCであるWrath of Spartaは有料コンテンツです。ベースゲームのローマ2は無料でプレイできますが、Wrath of Spartaの遊戯には別途購入が必要となります。
マルチプレイはある?
Wrath of Spartaにはマルチプレイ機能が搭載されています。ローマ2と同様に、対戦や協力プレイなどが可能となっています。ただし、DLCに含まれる4つの勢力のみでのマルチ対戦となるため、ゲームの幅は若干狭くなっています。一方で、歴史的な背景の中で互いの立場の違いを堪能できるのは魅力的な体験となるでしょう。
対応言語は?
Wrath of Spartaは日本語に対応しています。ローマ2本編同様、日本語での快適なプレイが可能です。歴史的背景やギリシャ文化についての理解を深めつつ、母語でゲームを楽しめるのは大きなメリットと言えるでしょう。
動作環境は?最低要件
ローマ2の動作環境を満たしていれば、Wrath of Spartaも快適に遊べます。
– OS: Windows 7 / 8 / 10 64bit
– プロセッサー: Intel Core 2 Duo 3 GHz / AMD Athlon X2 6400+ 3.2 GHz 以上
– メモリ: 4 GB RAM
– グラフィック: 1 GB VRAM, Shader Model 4.0 対応のビデオカード
– ストレージ: 60 GB以上
PC GAME NAVI編集部レビュー
Wrath of Spartaは、ギリシャの歴史を舞台に熱のこもった戦いが繰り広げられる大変魅力的なTotalWarシリーズのDLCです。スパルタやアテネといった有名勢力の対立を臨場感のある戦闘システムで体験でき、さらに当時の祭典や文化的要素も随所に盛り込まれているのが特徴的です。ゲームの奥深さと歴史への造詣の深さに感嘆させられる作品だと思います。(編集部)
Total War: ROME II – Wrath of Sparta Campaign Packの評価・DLC・日本語対応をまとめました
ローマ2のDLC「Wrath of Sparta」は、ギリシャの歴史を舞台にした新たなキャンペーンを提供するタイトルです。4つのプレイアブル勢力による熱のこもった攻防や、当時の文化的背景も再現されており、ギリシャ愛好家に高い支持を得ています。また、日本語にも対応しているため、誰でも楽しめるのも魅力です。
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