Sprite Lampは、2Dゲームの古典的なスタイルと現代的な動的ライティングを組み合わせることができる便利なツールです。Metal SlugやBraidなどのクラシックゲームのような絵柄に、シーンを照らす光源を動かしたり変化させたりする新しい可能性を加えることができます。アーティストがオブジェクトを複数の光源から描いた「ライティングプロファイル」を入力すると、Sprite Lampがノーマルマップやデプスマップ、アンビエントオクルージョンマップなどを自動生成してくれるので、手間のかかる作業から解放されます。
どんなゲーム?
Sprite Lampは2Dゲームの開発を支援するツールです。ペイントやドット絵のような2Dアートのスタイルと、現代のゲームで見られる動的なライティングを組み合わせることができます。光源の色や強さ、距離減衰を調整できるほか、セルシェーディングやスペキュラ、エミッシブカラー、アンビエントオクルージョンなどのシェーダー効果も実装できます。さらにSpineで作成したアニメーションキャラクターにも対応しているため、ゲームのビジュアル面での可能性が大きく広がります。
Sprite Lampの評価は?
ユーザーからは概して好評の声が上がっています。「プログラマーの問題でプロジェクトが停滞してしまい、最近の更新やUnityなどほかのエンジンとの互換性がないのが残念」といった指摘もありますが、「ノーマルマップやAOマップなどを簡単に作れる優れたツール」「Unityで使えるのでゲーム開発に活用できる」「使い方に慣れれば短時間で良い素材が作れる」などポジティブな評価が目立ちます。動的ライティングを手軽に実現できるのが大きな魅力のようです。
DLCはある?
Sprite Lampにはベーシックな機能を収録したスタンダード版と、コマンドラインインターフェースやフローマップのアニソトロピーマップ変換、デプスマップの編集、複数セットの一括処理などの機能が追加されたプロ版の2種類が用意されています。プロ版はより大規模なゲーム開発に適したツールといえるでしょう。
Sprite Lampは無料で遊べる?
Sprite Lampには無料で利用できるスタンダード版と、有料のプロ版があります。機能の差はありますが、スタンダード版でも2Dゲームの動的ライティングを実現するのに十分な機能が用意されています。
マルチプレイはある?
Sprite Lampはゲーム開発を支援するツールであり、ゲーム自体のマルチプレイ機能はありません。開発者がSprite Lampで制作したアセットを使ってマルチプレイ対応のゲームを作ることはできますが、Sprite Lampにはそうした機能はありません。
対応言語は?
Sprite Lampの説明ページや公式サイトは英語のみですが、ユーザーレビューを見る限り日本語にも対応しているようです。開発者との連絡も英語でできますが、日本語でも問い合わせることができるようです。
動作環境は?最低要件
- OS: Windows 7以降
- CPU: 2GHz以上の CPU
- メモリ: 4GB以上のRAM
- グラフィック: DirectX 10以降に対応したビデオカード
Sprite Lampはそれほど高スペックを必要としませんが、動的ライティングを扱うツールなので、ある程度のグラフィック性能が求められます。低スペックの環境では処理に時間がかかる可能性があります。
PC GAME NAVI編集部レビュー
Sprite Lampは2Dゲームのアートワークにダイナミックな光を演出できる優れたツールです。ノーマルマップやデプスマップなどの複雑な素材を簡単に作成できるので、ゲーム開発の手間を大幅に削減できます。絵柄のスタイルと光の演出を自由に組み合わせられるのが魅力で、クラシックゲームの趣きと現代的なビジュアルを融合させたゲームづくりに活用できるでしょう。(編集部)
Sprite Lampの評価・DLC・日本語対応をまとめました
Sprite Lampはユーザーから高い評価を得ているツールで、ノーマルマップやデプスマップなどの作成を簡単に行えるのが大きな特徴です。有料のプロ版では機能が追加されており、大規模な開発にも対応しています。日本語にも対応しているため、国内のゲーム開発者にも使いやすいツールといえるでしょう。
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