今や伝説となったファイターの1機、F-86F Sabreが登場します。このスイープウィング、単発ジェット機は1950年代前半から中盤にかけての最強の西側戦闘機で、韓国戦争では重要な役割を果たしていました。かの有名な「MiGの回廊」では、ソ連製のMiG-15と白熱した空中戦を演じていたのです。東西双方の優秀な航空機メーカー間の激しい競争は、空中だけでなく地上でも繰り広げられました。空対空戦闘機としての役割のほかにも、爆弾や空対地ロケットを搭載し地上目標への攻撃も可能でした。
どんなゲーム?
このF-86F Sabreをシミュレーションするゲーム「DCS: F-86F Sabre」は、この有名な戦闘機を最も本物に近い形で再現しています。プロ級のフライトモデルと、インタラクティブなコックピット、完全に機能する武器システム、精密なダメージモデルなど、F-86F Sabreの特徴を余すことなく表現しています。戦闘機パイロットが思い出すこの機体の長所短所を、自身の操縦で体験することができます。
DCS: F-86F Sabreの評価は?
レビューを見ると、「操縦性が難しすぎて初心者には厳しい」といった声がある一方で、「大好きなSabreだ」と称賛の声も見られます。ゲームとしての完成度は高く、本物そっくりの再現度に定評があります。ただし熟練が必要な操縦性から、経験の浅いプレイヤーには敷居が高いようです。
DLCはある?
DCS: F-86F SabreにはいくつかのキャンペーンDLCが用意されています。韓国戦争を舞台にしたものや、F-86D夜間戦闘機版など、機体の派生モデルも収録されています。より本格的な体験を求める上級者向けの追加コンテンツと言えるでしょう。
DCS: F-86F Sabreは無料で遊べる?
このゲームは基本プレイ無料ではなく、有料タイトルとなっています。ただし、DCS Worldプラットフォームにはいくつかの無料機体が用意されているので、そちらから始めることが可能です。有料のF-86F Sabreを購入するかどうかは、お試しプレイを通して判断できるでしょう。
マルチプレイはある?
DCS: F-86F Sabreには、マルチプレイ機能が用意されています。同じ時代の機体が登場する戦闘を、オンラインで体験できます。韓国戦争をテーマにしたミッションなどでは、MiG-15とのスリリングな空中戦を味わえるはずです。
対応言語は?
このゲームは英語版のみのリリースとなっています。日本語をはじめとする他の言語には対応していません。しかし、コックピットの操作や武器システムなどは視覚的に理解しやすい設計となっているため、英語に不慣れな方でも十分に楽しめるでしょう。
動作環境は?最低要件
- OS: Windows 7/8/10
- CPU: Intel Core i5 or Ryzen 5
- RAM: 8GB
- GPU: NVIDIA GeForce GTX 970 or AMD Radeon RX 580
- HDD: 50GB以上の空き容量
上記スペックが最低動作環境となります。リアルな戦闘機シミュレーションを体験するには、それなりの性能を持つPC環境が必要となります。
PC GAME NAVI編集部レビュー
F-86F Sabreの操縦感は抜群で、プレイヤーの熟練度に応じて魅力が引き出せる素晴らしいシミュレーションです。ダメージモデルや武器システムの精度も高く、まるで本物の戦闘機を操縦しているかのような臨場感を体験できます。操縦の難易度は高めですが、それ以外の面での完成度は非常に高いと感じました。(編集部)
DCS: F-86F Sabreの評価・DLC・日本語対応をまとめました
本物そっくりの再現度の高さと、プロ級のシミュレーション性能が評価されているDCS: F-86F Sabre。しかし操縦の難易度も高く、初心者には厳しい面もあります。DLCも用意されており、より本格的な体験ができます。また、日本語に対応していないため、英語に不慣れな方には少し高いハードルとなるでしょう。ただし、丁寧な設計により操作は理解しやすいと言えます。
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