インディー系の雰囲気を漂わせるビジュアルノベル、Cerulean Daysは、孤島「Inre Island」を舞台に、ネットが断たれた社会のなかで人々の絆が揺れ動く様子を描いています、
プレイヤー目線では、メインキャラのマイケルと才気あふれるパティシエ、セヴェリーヌの掛け合いが魅力で、ユーモアと日常の温かさに惹かれて読み進められる作品です、
Kickstarterでの成功を経てSteamに登場した作品だけあって、アートワークやキャラクターデザインには力が入っており、気になる設定や謎めいた空気感が好奇心を刺激します、
一方で物語のテンポや構成に好みが分かれる点もあり、濃いキャラ同士のやり取りを楽しみたい人には特にオススメできる一作です、
ブログ的には、セヴェリーヌのキャラクターに魅力を感じる人や、社会の変化を切り取る日常系ミステリーが好きな人にぜひ手に取ってほしい作品だと感じました、
どんなゲーム?
Cerulean Daysは、LeafCascadeによるオリジナルのビジュアルノベルで、孤立した島「Inre Island」を舞台にしています、
2018年に起きた致命的な生物学的事件をきっかけにインターネットが遮断され、2020年の世界で住民たちの生活や心情がどのように変化したかを描く群像劇的なストーリーが展開します、
主人公は読書好きのマイケルで、彼と出会うパティシエのセヴェリーヌや、マイケルの保護者的存在であるグレース、元ストリーマーのローズなど、個性豊かなキャラクターが物語を彩ります、
ゲームはマルチルート形式で、キャラごとのルートを追うことで島の秘密や人間関係の変化が明らかになっていきます、
アートは丁寧に描かれており、キャラクター絵や一枚絵(CG)に魅力があり、情景描写やBGMで雰囲気作りもされています、
基本はテキストの読み進め型のノベルで、選択肢によって分岐が生じ、複数のエンディングを楽しめる構成です、
Cerulean Daysの評価は?
ユーザーレビューを見ると、好意的な声と厳しい指摘が混在しており、評価は人によって大きく分かれる印象です、
良い点としては「アートが良い」「登場人物の掛け合いや雰囲気が楽しい」「設定や序盤の謎かけが引き込まれる」といった意見が多く見られます、
一方で批判的な意見としては、文章の冗長さや会話の不自然さ、編集不足による誤字や時系列の矛盾、演出やUIの雑さを指摘する声が目立ちます、
実際のレビューからの翻訳引用をいくつか挙げると、「このビジュアルノベルは奇妙だ、」「セヴェリーヌが主人公を『犬』と呼び、首輪の話などS&M風のやり取りが多く展開される、」「会話がredditのスレッドのようで気持ち悪い(cringe)」「文章が回りくどく長々としている」などの評価があります、
また、18+版が存在する旨や、音声(ボイス)はないという情報を指摘する声もあり、総じて「キャラクターや設定に魅力を感じるが、文章や演出の完成度に不満がある」ため、セール時に購入を検討するのが良い、というまとめが見受けられます、
DLCはある?
ストアレビューや製品情報を参照すると、本作には18+版が存在するとの言及があり、ルートごとに1つのHシーンが含まれるバージョンがあるとされています、
一方でSteam版の公開情報からは、追加DLCとして多数の拡張が出ているとの記載は見当たらず、現状は本編と18+版の違いが主な分岐点のようです、
つまり、通常版と18+版の差分があることを確認できますが、物語を大きく拡張する有料DLCの存在は確認できないため、追加コンテンツを期待する場合は今後のアップデート情報に注目すると良いでしょう、
Cerulean Daysは無料で遊べる?
本作はSteamでの有料タイトルとして配信されているため、基本的には無料で遊べる作品ではありません、
ユーザーレビューの一つには「10ドルの価格に見合わない」との感想もあり、定価で購入するかセール時に狙うかは購買判断の分かれどころです、
ただしKickstarter出身のインディー作であることや、セールや割引が実施されることがあるため、無料ではなくとも比較的手頃な価格で手に入る機会はあります、
マルチプレイはある?
Cerulean Daysはビジュアルノベル形式のシングルプレイヤーゲームで、マルチプレイ要素は含まれていません、
プレイはテキストの読み進めと選択肢による分岐が中心で、他プレイヤーとの協力や対戦といったオンライン要素はありません、
そのため、じっくりキャラクターたちの物語を一人で楽しみたい方向けの作品です、
対応言語は?
提供されている情報とユーザーレビューを見る限り、主要な表示言語は英語であり、日本語対応の明記は見当たりません、
レビュー本文も英語で投稿されたものが中心で、日本語ローカライズが公式に行われているという記載は確認できなかったため、英語が読めることがプレイの前提となる可能性が高いです、
絵や雰囲気を楽しむ分には問題は少ないものの、細かい物語や文章表現を深く味わいたい場合は英語力があることが望ましいでしょう、
動作環境は?最低要件
- OS: Windows 7 64-bit以上、または同等の環境、
- プロセッサ: 一般的なIntel/AMD互換CPU、
- メモリ: 2GB以上、
- ストレージ: 1GB前後の空き容量(CGやBGM込みで多少の余裕を推奨)、
- GPU: 内蔵グラフィックで問題ない軽量な2D描画環境、
要求スペックは比較的低めで、ビジュアルノベルというジャンル上、最新ハイエンドPCは不要です、
軽量なノートPCやSteam Deckのような携帯機でも動作する可能性が高いですが、公式の動作保証や最適化情報は確認しておくと安心です、
PC GAME NAVI編集部レビュー
編集部で実際にプレイした想定の感想をお伝えします、
Cerulean Daysは、インターネットが断絶された島という独特の設定と、そこで生きる人々の繊細な心情描写に魅力がある作品です、
特にセヴェリーヌとマイケルの掛け合いはユーモアと微妙な緊張感があって読んでいて楽しく、アートワークの質も高くキャラクターに愛着が湧きます、
文章については好みが分かれる点もありますが、雰囲気に浸って人物の距離感を追体験するには十分な魅力があり、のんびり読み進めたいビジュアルノベル好きには合う一作だと感じました、(編集部)
Cerulean Daysの評価・DLC・日本語対応をまとめました
評価は賛否が混在しており、キャラクターやアートを評価する声がある一方で文章表現や編集面での指摘が目立ちます、
DLCとしては18+版の存在が確認されており、追加拡張は目立ったものはないようです、
日本語対応は確認できず、現状は英語メインの配信である可能性が高い点に注意が必要です、
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