南アフリカ出身のゲームファンとしては、祖父が関与した戦争を題材にしたこのゲームを発見できて嬉しく思います。 入植地の治安確保をめぐるアンゴラ国境紛争を舞台にした本作は、地元住民の支持を得ながらゲリラ部隊の掃討作戦を展開するという本格的な内容になっています。 軍事的な側面だけでなく、政治的な支援の確保や地域住民の協力関係構築など、さまざまな要素をバランス良く盛り込んでいるのが特徴です。 細かな不具合はありますが、実に多くの楽しみが詰まった作品だと思います。
どんなゲーム?
『Angola ’86』は1966年から始まった南アフリカ国境戦争を舞台にしたターン制ストラテジーゲームです。南アフリカ軍の指揮官となり、アンゴラ国境地帯の治安維持を目指します。ゲリラ組織SWAPOの取り締まりや、ソ連支援のアンゴラ軍FAPLAの脅威への対処など、軍事作戦だけでなく地域住民の支持を得るための施策も重要になってきます。効果的な作戦指揮と政治的な支援の維持を両立させることが勝利への鍵となります。プレイごとに異なる状況設定で始められるため、何度もプレイする価値のある作品です。
Angola ’86の評価は?
南アフリカ人のユーザーからは「祖父が関与した戦争を舞台にしたゲームで、南アフリカ人としては嬉しい」といった前向きな評価が寄せられています。また、地域住民の支持を得ながら作戦を進めるという本作の特徴についても「非常に面白い」といった声が上がっています。一方で、一部の不具合については言及されているものの、全体としては高い満足度が感じられます。
DLCはある?
現時点では、本作には追加コンテンツとなるDLCの配信予定は確認されていません。ただし、開発元のHistorical Wargames Studioは過去作品においてもDLCを提供してきた実績があるため、今後何らかの拡張パックが登場する可能性はあると考えられます。購入時点では本編のみの提供となりますが、ゲームの人気次第では、関連コンテンツの配信も期待できるかもしれません。
Angola ’86は無料で遊べる?
Steamストアページの情報によると、『Angola ’86』は有料タイトルとなっています。つまり、無料では遊べないゲームということになります。ただし、ディスカウントセールなどの機会があれば、お手頃な価格で購入できる可能性もあるでしょう。無料プレイではなく、一定の金額を払う必要がある作品といえます。
マルチプレイはある?
『Angola ’86』はシングルプレイヤー専用のタイトルで、マルチプレイ機能は搭載されていません。ゲームを通じて南アフリカ国境戦争を一人で体験・再現することが可能です。オンラインでの対戦や協力プレイはありませんが、プロシージャル生成されるマップや、様々な選択肢を通じて、ゲームを何度もプレイし直す楽しみはあると言えるでしょう。
対応言語は?
本作のストアページによると、英語のみの言語対応となっています。日本語を始めとする他の言語には非対応のようです。ただし、ゲーム内容自体は南アフリカ出身のユーザーからも高い評価を得ているため、英語が苦手な方でも、ゲームの世界観を楽しめる可能性は十分にあります。
動作環境は?最低要件
- OS: Windows 10
- プロセッサ: Intel Core i5-4690K 3.5 GHz / AMD Ryzen 5 1500X 3.5 GHz
- メモリ: 8 GB RAM
- ストレージ: 10 GB 空き容量
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1050 / AMD Radeon RX 570
比較的低スペックな環境でも問題なく動作するようですが、快適なプレイ体験を得るためには、ある程度のスペックが必要となります。ゲームを楽しむには、上記の最低スペックを満たすPCをご用意ください。
PC GAME NAVI編集部レビュー
南アフリカ人ユーザーの高評価通り、『Angola ’86』は父祖の戦跡を追体験できる貴重なゲームタイトルです。政治的な支援の維持と地域住民の支持獲得という二つの大きな目標を掲げ、綿密な作戦立案とバランス感覚が要求される本格的なストラテジーゲームです。作戦の成否だけでなく、戦争の帰趨にも影響を及ぼす政治的な局面にも十分注意を払う必要があり、ゲームの奥深さを堪能できます。細かな不具合はありますが、南アフリカの歴史に興味のある方はぜひ挑戦してみてください。(編集部)
Angola ’86の評価・DLC・日本語対応をまとめました
南アフリカ軍の視点から1960年代の国境紛争を描く『Angola ’86』は、地域住民の支持を得ながら軍事作戦を展開するというユニークなゲームシステムが特徴です。ユーザーからは高い評価を得ており、DLCなどの追加コンテンツの配信も期待できるかもしれません。ただし、残念ながら日本語には対応していません。英語での プレイを前提として楽しむ必要がありますが、南アフリカの歴史に興味のある方にはぜひおすすめしたい作品です。
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