まるで自分が主人公のようなリアルな没入感!ゲイの青年の物語に共感しながらも思考を呼び起こされる、ユニークな360度VR体験ゲームです。プレイヤーは1986年のキャデラックの後部座席に座り、主人公セバスチャンの両親エドとメアリーヘレンを間近で見守ります。両親のやりとりから、セバスチャンの生きてきた姿が徐々に見えてきます。セバスチャンはなぜ「恥さらし」と呼ばれていたのか?それとも「善良な人間」だったのか。プレイヤーは世話になっていたセバスチャンの私物を手に取り、彼の生涯を垣間見ることができるのです。
どんなゲーム?
『Queerskins: a love story』は、VRを使った新しいタイプのゲームです。主人公の青年セバスチャンの両親、エドとメアリーヘレンが車で旅をする様子を、プレイヤーは後部座席に座ってリアルタイムで体験します。両親の会話から、ゲイの青年セバスチャンの生涯が見えてきます。セバスチャンの遺品を手に取って眺めることで、より彼の人生に密着していきます。プレイヤー自身の経験によって、セバスチャンの生き方への理解も深まっていきます。この360度VR体験は、LGBTQ+コミュニティに対する偏見や、家族の絆の複雑さを描いた印象的な作品となっています。
プロモーション動画
Queerskins: a love storyの評価は?
プレイヤーからの評価は賛否両論のようです。ある利用者は「この体験は私の口に悪い味を残しました」と述べ、ゲイであることを「神に反するもの」とする視点が押し付けられていると批判しています。確かに15分という短い時間では、セバスチャンの人生に対する十分な考察の機会がなく、開発側もそこを掘り下げていないため、結果として偏った印象を受けてしまったようです。一方で、主人公の人生を垣間見ながら、自分の経験を重ね合わせて思考を巡らせられるのは評価に値するでしょう。LGBTQに関する偏見に気づかされ、じっくり考えさせられるゲームだと言えるかもしれません。
DLCはある?
現時点では、Queerskins: a love storyにDLCの情報はありません。360度VR体験という特殊なジャンルのゲームのため、追加コンテンツが用意されている可能性は低いと思われます。ただし、今後このユニークな作品に対するニーズが高まれば、開発側が拡張パックをリリースする可能性もゼロではありません。ゲームのアップデートや新作の情報に注目していく必要がありそうです。
Queerskins: a love storyは無料で遊べる?
ゲームのストアページを確認したところ、Queerskins: a love storyは有料タイトルのようです。具体的な価格は明示されていませんが、VRを使った360度体験ゲームであることから、一定の購入費用が必要になると考えられます。無料で遊べるわけではありませんが、ユニークな体験を提供してくれるタイトルだと評価できるでしょう。
マルチプレイはある?
Queerskins: a love storyはシングルプレイタイトルであり、マルチプレイ機能はありません。主人公セバスチャンの生涯を、一人で体験することができます。VRならではの臨場感とともに、プレイヤー自身の価値観や経験を重ね合わせながら、セバスチャンの人生について深く考えることができるのが特徴です。他のプレイヤーとの交流はありませんが、むしろ一人で向き合うことで、より内面的な気づきが得られるかもしれません。
対応言語は?
Queerskins: a love storyの公式ページを確認したところ、英語のみの対応のようです。日本語をはじめとする他の言語には対応していないようです。ゲームのテーマや内容が、特定のカルチャーや地域に密接に関連しているためかもしれません。ただし、このユニークな体験を日本語ユーザーにも提供してほしいですね。今後の言語対応に期待したいと思います。
動作環境は?最低要件
- オペレーティングシステム: Windows 10 または macOS 10.12以降
- CPU: Intel Core i5-4590 相当以上
- メモリ: 8GB RAM
- ストレージ: 4GB以上の空き容量
- グラフィックス: NVIDIA GeForce GTX 1060 相当以上
VRゲームという特性から、一定の性能を持つPCが必要になります。ただし、メーカー発表の最低動作環境を満たせば、滑らかな体験が得られるはずです。VR機器との接続も重要なポイントとなりますので、ご注意ください。
PC GAME NAVI編集部レビュー
プレイヤーの視点から主人公のセバスチャンの人生に深く寄り添えるユニークな体験でした。両親の会話から、セバスチャンの苦悩や思いが少しずつ明らかになり、それがVRならではの臨場感で描かれるため、まるで自分の身内の話題を聞いているような感覚になります。セバスチャンの遺品をひもとくこともでき、自分なりの解釈を重ねていくことができるのが面白いです。LGBTQに関する偏見に配慮しつつ、深く考えさせられる作品です。(編集部)
Queerskins: a love storyの評価・DLC・日本語化をまとめました
VRを使った360度体験型のゲーム『Queerskins: a love story』は、ゲイの青年セバスチャンの物語を描いた印象的な作品です。プレイヤーは主人公の両親の会話から、セバスチャンの生涯を垣間見ることができます。ユーザー評価は賛否両論で、一部にはLGBTQに対する偏見を感じる声もありますが、思慮深く設計されており、自身の価値観を問い直すきっかけにもなる作品だと言えるでしょう。現時点ではDLCの情報はなく、日本語にも対応していませんが、今後の展開に期待したいタイトルです。
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